【表現評論】メモリーズオフ６ T-wave コアレビューその７ 結乃ルート４【全作再プレイシリーズ】
●メモオフシリーズ、その他作品、様々なネタバレが含まれます。
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⚫︎バレテーラ
君がゲルマちゃんなんだろ？ まあ当たり前なんだよね。バレるように投稿してるんだし。でも志雄君も投稿者であったこともバレてます。こっちはそんなに匂わせ投稿してたわけでもないと思うけど。やはり出来る女。そもそも結乃の方が先に気づいで、このままだとアンフェアなので、向こうのほうもバレるような投稿をしていたらしい。出来すぎた女。
「ネタとかじゃなくて。志雄先輩とだから行きたいんです。楽しそうじゃないですか」
カラオケに誘われた時の言葉。こんなんもう告白してるようなもんですやん。これで勘違いさせてすみませんとか言われたらもう何も信じられない。
⚫︎自信家の後輩
「もし収録まで時間があるようでしたら、……デートしませんか？」
ラジオの公開録音に誘った時のセリフ。デートだってよ。めっちゃ向こうから来るよ。この人、割と自信家です。まあこの世の全てを手に入れたような人気者だしね。気は優しくて力持ちだし。絶対モテる。メモリーズオフのキャラクターで一番モテるまであるかもしれない。クロエパイセンだのモデル組だのは、普通狙いに行かないし。モテそうな描写があるのは芸能関係者を除くと唯笑、音緒さん、縁、結乃あたりか。ナンパされるとかあからさまにチヤホヤされてるとか告白されるとか、明示的なイベントがあったキャラクターは意外といないのでは。間接的な描写ならもう少しいそうだけど。詩音とかかおるとか。逆に絶対モテなさそうなキャラクターって誰なのよ。仁義なき戦いになりそうだから、この話題はやめとこう。やめやめ。はい終了。
メモリーズオフの歳下はグイグイ来る伝統がありますね。みなも、希望、響、縁、あすか、結乃、詩名はどうだっけ、あとはノエルか。概ね好戦的なタイプが揃っている。ガード下げて高速ステップで接近して殴ってくるタイプばっかり。ルックスの暴力を発揮するタイプはあんまりグイグイこない。詩音とかりかりんとかクロエパイセンとか。パイセンは結構来るけど。
⚫︎初デート
いきなり初デートに遅れてくる女。服選んでたら遅れた？ まあええよ。普段の行いがいいから許される。いのりみたいに毎回遅れてくる奴はさすがに許されない。可愛いから許されるんだけど。ちなみに健ちゃんは絶対に許されない。どんだけ遅れてんだよ。まぁじで。それからでも遅れてたっぽいし。ほたる先生は健ちゃんに甘すぎるよ。志雄君みたいに30分前から待つのも極端だけど。さすがに時間がもったいなくないか。ビジネスのアポじゃないだから。近くの喫茶店で30分前から待って、絶対に遅刻しないようにするのとはわけが違うよ。
結乃に遅れた詳細を聞くとナンパされて遅れたらしい。しかも待ち合わせ場所に近くでナンパされていたとか。気づかんのかい。
「分かってますけど……ラジオの電波より、今だけはわたしの心の電波を受信して欲しかったです」
ちょっと面白いことを言う。ギャグセンスも欠かさない。
「腕くらい組んで歩かないと、デートとは言わないですよ？」
気を取り直して早速腕を組んでくる結乃。すっごい自信。なんだろうな。このくらい自信満々に生きてみたいですね。まさかこの俺が嫌われるわけがない、みたいな前提の元に生きている感がある。対人関係強キャラ。こんなのメモリーズオフにいていいのかよ！（謎の言いがかり） もしくは人の内心を察する能力が異常に高いのか。もうこの人、私のこと絶対好きですやん、という１００％の確信があるからできるのか。
もう光すぎて眩しい。結乃の光が世界を照らしていく。メモリーズオフって言ったら、一見明るく見えても、内心闇を抱えてて、心配になると異常な早口になったり、父親の死を受け入れられずに時が止まってたり、親がとんでもない毒親だったりするのがデフォルトでしょうが。こんな闇がなさそうなキャラがいていいのか。ああ、世界が浄化されていく。メモリーズオフがメモリーズオフでなくなってしまう。
ということでデートでカラオケに行くんですが、まさかのイベントスキップ。だからさ〜、智紗との話し合いとか、カラオケとか、肝心なシーンを飛ばさないでくださいよ。歌うシーンは作れなかったのか。
背も低いし、冴えない俺がこんな可愛い子と歩いている。
主人公の内心。背低いんですかね。歴代主人公は平均的な身長っぽい人が多かったような気がする。冴えないかは知らんけど。クロエ先輩が一目惚れするような男ですよ。どうみてもイケメンです。
カナタの公開ラジオをイヤホンを分け合って聞く二人。どっかで見た構図ですね。頭の頭巾被ってるあの人ですよ。あの人。やっぱり闇を抱えてるんじゃないの。そんな覚えはないけど。