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【表現評論】メモリーズオフ初代(1st) コアレビューその2 共通ルート【全作再プレイシリーズ】
シリーズ全般のネタバレが含まれます。
●前回の感想
●信の憧れの人
車に轢かれそうになった信を助けてくれた人。当時はなんとも思わなかったけど、これほんとの話か? 信は彩花が交通事故に遭った現場にいたものの、何もできなかったことを後悔している、ということを物語の後半で聞かされるわけですが、それを考慮するとこの憧れの人の話は作り話のような気がする。罪の意識から逃れようと適当な話を振り撒いている可能性が。いや、でもこれ片倉ふみき先生のことなんだっけ。でも片倉ふみき先生の存在って少なくとも本編では想君まで行かないと出てこないような。となると、この作品単体だったらありうる解釈だけど、後の話を考慮すると作り話ではないということに。シリーズが長いと単体作品だけでは解釈しづらいことがありますね。
●かおるのBGM
やっぱりこのBGM最高やな。めっちゃ気分良くなれる。かおるの主人公の呼び方は三上くんと三上クンで表記ズレがありますね。意図的ではないでしょう。さすがに。誤字か。三上クンの方が正解。
●物理が不得意な主人公
後々、大学で物理やってるとかいう話なかったっけ。ひも理論があーだこーだーみたいな記述がどこかにあったような、なかったような。本編じゃなかったかもしれない。
●ニンニンネコピョン
なんか知らんけど強烈に残るワードです。大パニックスペクタクルがカタストロフするくらいのハイパーセンセーショナルゴシップと同じくらい残ります。妊娠してる猫だからニンニンネコピョン。謎の言語センス。
●消しゴム拾おうとして頭ごっつん
古代の遺物を見ているような気分。もはやこの描写を見てベタだと思う人もいなさそうなほどの古めかしさです。
●詩音が使ってるシャンプー
死んだ母から譲り受けたという。うん? 普通に考えてシャンプーなんかすぐに使い切りそうですが、どういう理屈だ。ポットはわかる。
●家に電話がかかってくる
当然スマホなんてない時代なんでね。家に友達から電話がかかってくるのは、当時は当たり前の光景でしたね。
●こいのぼり事件
人の家の高級鯉でリアル鯉のぼりを作って町内を駆け回るという、主人公の過去の愚行。ナチュラルクズであることを彩るエピソードです。
●詩音と図書館
三上さんから三上くんと呼び方が変わっている。これは意図的な気もしますが。どうだろう。単なるミスか。その後も変わってるので、意図的ということで。しかし昔ならこんな些細なことは気づかなかったですね。解像度が上がるのはいいことなのかどうか。別に今も大して気にしてはいませんが。細かいことはどうでもええねん。授業を全く聞かずに本を読んでる詩音さん。真面目そうな顔してやってることはめちゃくちゃです。ペルーからの帰国子女ということを今更知ったという。そんな設定あったんですね。英語ぺらぺらのようですが、ペルーって英語圏なの?
●地理のプリントと猫と老人
唯笑さん、完全に暗記したから捨てるってそんなことあるぅ〜? この流れは無理があるのではないか。それにしてもこの感じの悪い老人はどういう意図で出してるのだろうか。ニンニンネコピョンの飼い主をここまで感じ悪くする意図がよくわからない。特に意図もないのか。
●彩花を選んだ主人公
主人公には昔から唯笑と彩花という幼馴染がいたわけですが、主人公は一回彩花の方を先に明確に選んでます。この事実ね、今の記憶では唯笑のルートでも有耶無耶になって終わった気がするんですよね。有耶無耶というか、なんかよくわからん理由で唯笑を選び直すというか。まあ別に後から選び直すのが悪でもないですけども。確か唯笑も一回譲ってるわけですよね。ただこれはなんとなくわかる。H2という漫画で、主人公が幼馴染のひかりを親友に紹介して後悔する、という話があります。主人公は俺の思春期が遅かった(早かったら紹介してない)と分析してましたが、多分唯笑にとってもそんな感じだったんだろうなと。一回彩花に譲ったけど、当時はそんな感情も薄かったのでは。この辺、pureでなんか説明あったっけ。ネオジオポケットをわざわざ買ったpureですよ。中学生編のやつ。あったようななかったような。とりあえず個別ルートに入ったらもう一回考えます。
●定期テスト
こいつら物理も化学も生物も地理も世界史も日本史もやってるわけですが、どういうカリキュラムなんでしょうか。フルコースすぎるだろ。
●ごきげんよう
詩音さんの去り際の挨拶。九州ではごきげんようで挨拶が統一されている高校があると聞きます。実在する言葉ということで。
●ルートミス
最初はかおるのルートに入ろうと思ったのに詩音のルートに入ってた。図書館で一緒に勉強したらダメだったのか。当たり前か。ということでやり直し。