【表現評論】メモリーズオフ ゆびきりの記憶 コアレビューその34 ちなつ・霞共通ルート5【全作再プレイシリーズ】
⚫︎前回の記事
⚫︎パーフェクトイケメン
バイトが始まる前の亨のセリフ
客観的にイケメン判定が来た主人公です。明言された主人公他にいた? はたから見ると明らかだけど、ショーゴ君ですら明言はされなかった気がする。高身長、イケメン、性格がいい、上級国民、ということで直樹くんはメモリーズオフ唯一のパーフェクトイケメンです。。志雄君はそんなに高身長じゃない、ショーゴくんは性格が悪い。パーフェクトイケメンは直樹君だけ。詩名ルートの鈍感キングはなかったことにしよう。
⚫︎霞の内心
バイト中に亨と霞が過去の話をしていると、主人公が苦しみ出します。
あの人とはどう考えても主人公のことです。だってこの場で苦しんでるの、主人公だけだし。その後に彼女とありますが、この場にいる他の女はちなつだけです。ということで、この描写で霞は主人公とちなつを過去から守ろうとしていることがわかります。大輔の話題が出てくると毎回苦しんでるんだから何となく事情は察せられる。
やっぱりなぁ、他人の視点を開示するのはあまりいいとは思えませんね。悪いってほどでもないけど、ネタがすぐ割れがちな気はする。ここで霞が主人公LOVE勢だとバレるわけですが、ちょっと早ない? もうちょっと遅らせた方が良くない? それとも自分が展開を知ってるから分かるだけなのか。確かにリアルタイムでやってた時は適当にやっていたから気づいた記憶はないけど。ギャルゲーというか物語は適当に遊ぶべきかもしれない。でもコアレビューは再プレイだし。
それからも途中でヒロイン視点が挟まってたらあれほど傑作にはならなかったと思うんだよなぁ。いのりの視点挟んだら、途中からなんとなく事情がわかるだろうし。最後の最後まで謎が明らかにならないし、いのりの気持ちもわからないから名作なんだよ。師匠もそう。どこから好感を持っていたのか全然わからないから面白いんだよ。師匠視点なんか入ったら、ツンデレの魅力がゼロになりますわ。のんちゃんもそう。最後の最後になんで一蹴君生きてるん? って言われるから名作なんですわ。他人の気持ちがわからないから、ギャルゲーは面白い。やっぱりこの視点が効果的に働いてるのは麻尋だけですね。もう一人入れるなら智紗か。こうやって人は老害になっていくのか。老害って歴史とイコールですよね。歴史あるところに老害あり。老害なき場所に歴史なし。
⚫︎伝統のマリンランドのチケット
を信がくれる。よーくチケットくれるなこのゲーム。小夜美とか、新聞の勧誘員とか信とか。言うほどいなかった。探せばもっといそうだけど、探さない。専門家とは何なのか。この一帯のデートスポットはマリンランドと水族館しかないんか。それだけあれば十分か。世の中にはデートスポットなどない地域がいっぱいあるんですよ。カラオケもボーリングもなにもない。あるのは公園だけ。デートなんてしなくていいんだよ。勉強しろ。
高校時代の友達とは誰なのか。高校時代って言ってるので、中退してからは入らないと考えると、澄空メンバー以外はいない。まさか智也と二人でマリンランドに行くわけないし、唯笑と二人で行かないだろうし。詩音は友達と呼べるほどでもない気がするし、モブみたいなやつも男だから普通に二人で行くわけないし。かおるしかいなくない? やっぱり信とかおるはセットなんだ。なにがやっぱりかはよくわからない。どっちかといえば麻尋とセットなイメージがある。重い女にモテるのかこの男は。さよりんも重そうだったし。でも最終的に重くなさそうなお京さん選んでるからな。数々のスーパーヘビー級の女を経た結果、やっぱり重い女は無理ですわ〜となったのかもしれない。情緒が安定してる方がええわと。彼女の心には雨が降り続けてるんだ、とか毎回言っといて、自分は雨の降ってなさそう人を選んでますよ。この男。許してええんか。遊び人が最終的には清楚な女を選ぶのと同じ構図か。俺だってお京さんと結婚してえよ。
⚫︎ちなつとマリンランド
ちなつか霞か亨を誘う選択肢が出てくるけど、ちなつルートなのでちなつで。ようやくちなつとマリンランドに行ける日が来たのか。織姫ルートは行く行く詐欺を働いて結局行かなかったし。
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