【表現評論】メモリーズオフ イノサンフィーユ コアレビューその18 ライトサイド18【全作再プレイシリーズ】
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⚫︎クロエの電話再び
昔はおてんばだったとかイタズラして怒られてたとかお人形さんのようだったとか。ひたすら妹自慢を聞かされる累君。日本に帰したくないと言ってますが、お前が日本に来なさい。なんでフランスにいるんだ。志雄君はどうした。ストラスブールにいるらしいけど、サッカーでしか聞いたことがない。あとなんか加速器があった気がする。それはグルノーブルだったわ。
通話してるとノエルにバレたらしく、裏でコソコソすんなとブチ切れタイムが始まります。
いや〜。これはきつい。この試し行動みたいなのマジできつい。わたしのこと信じてくれてないとかや〜めてくれよ。累君の忍耐強さやばくない? 連絡無視して散々心配させといて第一にこのセリフ来たら流石にキレっそーなんだけど。第一声が謝罪じゃなかったら帰る場所ないレベルだろ。累君は冷静でえらい。割とマジでこんだけイライラするヒロイン初めてかもしれん。初めてというか再プレイなんだけど。ここまでだったかな。感情を揺さぶってくるという意味では素晴らしいヒロインとも言える。可愛くてイラつく。こんなヒロイン初めて。コアレビューは自分の感情をそのまま開示することを重視してるのでマイナスの感情もしっかり出していきます。不快な人がいたら申し訳ないけど、コアレビューはそういうものだと思ってもらいたい。
イラつかせた後このセリフ。殴ってから優しくするのと同じような気がしてきた。感情のジェットコースターで魅入られてしまうヒロイン。魔女だよこれは。
お得意のフランス語。「どうしたらいいの」くらいの意味か。常々言ってますが、適当にネットで翻訳してるだけです。
ノエルはなぜそこまでしてくれるのかと問います。俺ならもう第一声でブチ切れて電話切ってるよ。累君は聖人だよ。累さんは俺は過去に罪を犯したから伝えられないと結論づけます。そんなに罪というべき罪があるのかは微妙なラインですが、本人がそう思ってるならどうしようもない。これはりりすと同じです。私のせいで志雄のお母さんが死んだとか言われても、思ってるのは本人だけという。でも本人がそう思ってるからどうにもならない。結局寿奈桜ちゃんが心配してる(選択肢)と誤魔化して終わりました。そこでノエルが笑い出して、とりあえず丸く収まる。試験までには戻ると言って会話は終わりました。
累君は何日もノエルに心を掻き乱されてKO寸前です。あえて連絡しないとか恋愛テクニックにありそうじゃない? 絶対あるだろ。連絡せずに引っ張って自分のことを考えさせる時間を増やすみたいな。ナチュラルにやっている分タチが悪い。魔女に落とされてるよこの男。24時間365日ノエルのことしか考えてない。
⚫︎クリスマス祭実行委員
休んでいる間に勝手にクリスマス祭実行委員にされていたノエルちゃん。またいじめが始まるよと寿奈桜が相談してきます。今度はなんとかしようと作戦会議し、何も思いつかないので莉一に連絡。
やっぱり愛、なんだよなぁ。魔女によって育てられた歪な愛という気はしますが。女をモノにしたければ男がリスクを背負って問題解決しろという、いつものメモリーズオフになっています。何気にマッチョ思想なシリーズ。でも古来からの真理だからね。リスクを負えない男は何者にもなれない。僕は何者でもありません。