見出し画像

どれくらい「映え」させるか。

実物見たらガッカリ。そんなの嫌だー。というお話です。

以前、Z世代のマーケティング特集を日経デザインと日経クロストレンドで組みました。

私はビームスの記事を担当したのですが、その取材で、Z世代はリアル店舗で買い物をする人が多いと聞き、意外でした。

オンラインショップで買ったものが届いて、実物みたら思っていた色や質感と違った、、という失敗をしたことがある。そのため、オンラインショップで「いいな」と思ったら、商品のある店舗を探して友だちと行って、実物を見て気に入ったら買う人が多いそうです。

ただ、今はコロナ禍なので、その行動は変わっているかもしれません。とはいえ、心の動きは変わらないはず。

オンラインショップの写真が良すぎる=実物となんだかイメージが違う=ガッカリさせてしまう=信頼をなくす=リピートしない=ブランド価値が下がる・・・SNSでつぶやかれる・・・その可能性はじゅうぶんあるわけです。

どれくらい「映え」させるか。とても重要です。

ギャップで格下げ

ある地方のメーカーの方が「東京から来る人が私のインスタやホームページの写真を見てるから、実際に来ると『思ったよりも何にもない、タダの田舎なんですね』って言われちゃうんです」と、苦笑いしながら話してくれたことがあります。

それは、写真が素敵すぎるから。

のどかな風景も、素敵すぎる写真とのギャップで無意識にがっかりして「タダの田舎の風景」に格下げされてしまう。

イメージをつくりこむことは大切だけど、そのさじ加減は大事。インスタを毎日見ていると、つくづくそう思います。

あるクリエイターさんも、マーケティングやブランディングの決済権のある人ほど、インスタやTwitterを自分でやって楽しむべき、と言っていました。

どのくらい『映え』させたらいいか、楽しみながらやっていないと肌感覚で分からないからです。それなのに、意見して決済する。部下の方々の説得の苦労が目に見える・・・。

最近はインスタ広告も、だいぶ質が高くなってきました。最初の頃、マジでひどかったですからね。noteも日々書いて、色々な人のnoteを読んで、「スキ♡」をしあって、少しずつ「こういうものなんだー」と分かりはじめています。

今、注目しているのはインスタ広告とランディングページとHPの連動。SNSをどうつなげているか。世界観はどう統一しているか。最近は、自社のHPにコラムページを持つ企業が増えています。そのコラムとSNSをどう連携させているか・・・など。

インスタもnoteも趣味だけど、趣味だからこそユーザーの気持ちで「今の」コミュニケーションの方法を仕事モードでチェックしています。

ちなみに、私の愛犬は、インスタで見るより実際のほうが3割り増しで可愛いです。会ってがっかり、、なんてことは絶対ないです♡


いいなと思ったら応援しよう!