【赤裸々大人中学女子】あなたのコンプレックス、聞かせて?
モデル/レンタル彼女PREMIUM/心理カウンセラー/結婚相談所助手/イラストレーター/西岡まゆ(@mayu_rkp)です。
目の前に大きな鏡があるとしましょう
頭の先からつま先まで「全て好き」と言える人は何人くらいいるのでしょうか?
内面的な要素も含むと、どこかしら「人には言いたくない」「触れられたくない」「隠しておきたい」
といったような部分を誰でも持ち合わせているのではないでしょうか?
指名して頂いてお金と時間を頂く仕事をしているわけですから、きっと自己肯定感が高いんだろう…
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一皮剥いた私は決して自分に自信があるタイプではありません。いえ、むしろコンプレックスの塊で、端っこにいるのが一番落ち着く…そんな人間だと思っています。
ウサギやハムスターのような前歯が恥ずかしくて、マスク時代が終わってしまうのを密かに恐れているし
風が吹くたびにおでこが出ていて新幹線みたいなのがバレないか冷や冷やするし、
歌えば「冗談だろ?」と突っ込まれるし、お尻が平坦で可愛い水着も似合ったためしがないし、真面目な話をしているのになぜか笑われてしまったり…
掘り出せばザクザク出てきます。
でも、一番のコンプレックスは「体も心も弱いこと」でした。
むしろ「よわよわ問題」は今もなお時折その頭角を現し、私のめんどくささに拍車をかける時があります。
しかしながらその「よわよわ問題」とお付き合いができるようになった事で、「超めんどくさい私」が「めんどくさい私」になったのは確かなアップデートでしたので、今こうして筆をとっています。
幼い頃から私はすぐお腹が痛くなる子でした。腸が弱かったというのではなく、緊張したり心配事があると体に現れてしまう子供だったのですね。
今でも覚えているのは幼稚園バスを待っている間、ビオフェルミンのビンから一粒取り出し「これで大丈夫なおまじない」と送り出してくれた母の呆れた顔です。
小学校に上がれば登校を拒否し、中学校では部活のプレッシャーから食べられなくなり入院し、高校では合併先の生徒のヤンキーが怖くて出席が足りず…
そんな私を育ててくれた母や祖母はいつも「まゆは弱いから」「弱っぴなまゆ」と言いました。
専門学校を出て、社会人になっても、挫折や失敗をするたびに「私は弱い」「私は根性がない」
「普通の人が出来ることを私はできない」「だから3倍頑張らなくてはいけない」
と、自分の不完全さが気持ち悪くて許せず、対人関係においても勝手に上下関係を作り上げ自分は常に下にいるようになりました。
が、あらゆる対人関係において上下関係を作っていたらどうなると思いますか?
「私なんかにつきあってもらっている」と思いながらいい関係性など作れるはずがないんです。
もちろんそんな私を利用する人も出てきましたし、人をダメにもしてしまったし、思えば損ばかりしていた気がします。
この考えに終止符を打つきっかけになったのは、はからずしも新型コロナの相次ぐ感染ニュースでした。
毎日のように芸能人の感染が取り沙汰され謝罪文を読み上げられていき、
飲み歩いて感染したわけでもない著名人達が、次々にコロナに感染したことを「申し訳ありませんでした」と謝るのです。
確かに現場の穴埋めをした人に対する謝罪ならまだわかりますが、それってそんなに悪いことだろうか?
むしろ、周りの人に労ってもらっていいのに…と思った時、自分の中に
「弱いことって私が思ってるほど悪いことなのか!?」というアンテナが立ったんです。
確かに私は弱い。
メンタルがすぐ体に出るし、頑張りすぎると貧血を起こすし、ここぞ!って時に力を出し切れなくて大事な試験に落ちたことは数知れず…
どうしても答え合わせがしたくて、恐る恐る親友に「私は何をするにも弱くて自分に自信がないんだよね」と問うと
「そうだねまゆは昔からビビりの弱虫だけど、まぁそれがまゆだしね」とケラケラ笑うのです。
つまり、私の中で「弱い=悪」であったものが、身近な親友からすれば「それがあんた」と笑い飛ばす程度のものでしかなかったんです。
こんなめんどくさい私の親友をわざわざしている物好きな彼女ですから、そんな部分もまたひっくるめて私と縁を紡いでいてくれるのでしょう。
また不思議なことに、私が打ち明けたからか彼女は
「私は実はこのホクロがコンプレックスだから、今度美容皮膚科でホクロ除去をしようと思ってるの」
と話してくれました。
20年以上付き合って彼女のホクロが悪いだなんて思ったことはなく、むしろ可愛いな、と思っていたので本当にびっくりしたのを覚えています。
後日ホクロを除去した彼女とも会いましたが、正直ホクロが無くなった事にもまったく気付かず「気付けよ!」とつっこまれてやっと思い出した…という具合でした。
コンプレックスって、人から見たらそんなもんなのかもしれません。
もちろん強くなることを諦めたわけではないけれど、
「よわよわで超めんどくさい私」でも、別に無理にマッチョになる必要はないし、弱ければ弱いで列の一番後ろをついていけばいいんです。
先頭で懐中電灯を持つリーダーには相応しくないかもしれないけれど、誰かが負傷した時に誰より先に気づいて丁寧に手当することができるのは、
おそらく一番後ろの「よわよわ」だから出来る仕事だったりするんです。
そんな「よわよわ」を見て
「仕方ないやつだな」「出来の悪いやつほど可愛いな」と思ってくれるような物好きも、世の中にはいます。
私の親友がそうですから。
きっと貴方にも一つや二つコンプレックスがあるのではないでしょうか?
よかったら、後腐れなしのレンタル彼女にこっそり打ち明けてみませんか?
大丈夫ですよ、その時は私も新幹線のおでこを披露しますから。
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