男女共同参画と人権侵害
今年の抱負を、なぜか「臨機応変」にしたシノキンことシノキユウコです。
この協力隊ブログで新年のご挨拶をするのもこれが最後となります😢
そう考えると、本当にあっという間の3年間だったなぁと感じます。
さて、先日「男女共同参画」の研修会に参加させて頂きました。
とても感慨深い内容で、とても意義のある時間でした。学んだ内容を書き出して、再度認識していきたいと思います😄
それではいってみましょう!!
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無意識に擦り込まれているバイアス
「男女共同参画」というと「性別」に関しての無意識バイアス(思い込み)を思い浮かべますが「性別」だけでなく年齢・体格・障害・職業・婚姻など無意識バイアスは多岐に渡ります。このことからも、男女共同参画と人権問題は切っても切れない関係だということがわかります。かつ、都会よりも地方の方がバイアスが強いと先生がおっしゃっていました。
実際に私も移住してから「性別」「既婚」「出身地」「年齢」「障害」など思い出したら様々なことについて傷付くことを言われました。これらの殆どが無意識バイアスまたは無知から来ていると感じます。
ワークショップから学んだこと
上記の図を見て「?」と思ったことでしょう😅
「無意識で刷り込まれているバイアス」に記載したことは、「属性」に伴うバイアス。しかし上記で言う「属性」は目に見える分類。けれどそれ以外に「思考」や「理解」といった目に見えないものがあることを知るために行ったワークショップ(以下、WS)。
これは先生が口頭で言ったことを、無言かつ他の人のものを盗み見ないことを遵守しながら描いていくといった簡単なWSです。もちろん正解はありません。描き終わってグループに分かれた後、描いたものを見せ合って意見交換を行います。
「せーの!」で見せるまで疑うことなく「みんな同じ図を描いている」と思い込んでいました。しかし、見せ合ってビックリ😳!!
なんと同じことを聞いて描いているのに全員違う図を描いていました。
こんなにも人が見ていることや感じることが違うのかと、まさに目から鱗でした🐟。同じことを聞いていても、こんなにも受け取り方が違うのかと驚愕したとともに感動しました✨
このWSを行うことにより、心底痛感した瞬間でした。こんなにも違うからこそ、人には魅力があると感じました。
みんな違うからこそ、未来に光がある
コロナ蔓延全盛期、人間関係に疑問符を打つ時期がありました。同時期に多様性や自己肯定感という言葉が駆け巡りました。
多様性や自己肯定感の本来の意味を何となく知っている人が、間違った捉え方をして言葉だけがひとり歩きしていたように思います。個性も同義です。多様性の時代なんだから個性を大事にしようぜ!は大いに賛成ですが、個性を履き違えている人が増えたのも事実。
男女共同参画では「誰もが自分の意見を言い易い環境」を大切にしています。1人1人、違っているから尊い存在であり、違いこそが宝であると訴えています。しかし自己中心的発言で誰かを傷付けることは自分の意見を発言することではありません。スマホが1人1台の時代になり、自分のことを発信するツールが増えたことは、自分を表現する意味ではとてもいいことだと思います。同時にSNSに悪口を投稿したり、誰かの秘密を暴露したりすることは人権侵害にあたり、自分の意見を言うこととは大きく異なります。
自分自身が生きやすくするためには、相手の違いを否定・非難せず自分自身も自分以外の人も傷付けないことが何より大切だと痛感しました。
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現場からは以上です!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!