【白トリュフ祭りは一人で行っても楽しい!】イタリア一人旅🇮🇹 2023/10/22 スクラップ日記
ピエモンテ滞在の最終日に、行き損ねていたアルバの白トリュフ祭りに行って来た。
イタリアに到着した1週目に、同じクーネオ県のブラに行った流れでアルバも訪れてはいるのだが、
肝心のトリュフ祭りが土日のみの開催と知らずに来てしまったので、この日は2度目のアルバだ。
切符が買えない。出かけるか迷う。
朝から出かける気満々で、ポルタ・スーザ駅に到着して切符を買おうとすると、なぜか切符が買えない。
出た出た、イタリアあるある。
同じ券売機で続けてエラーが出たので、別の券売機に移動しても再びエラー。
あれやこれや試している内に発車時刻も迫って来て、なんだか慌てて切符を買っても良いことがなさそうだ。と感じたので、予定時刻の電車は諦めることにした。
次のアルバ行きはなんと2時間後だ。
スタートをしくじりテンションが下がってしまい、そもそも特別トリュフが好きなわけでもない私がアルバまで行って楽しめるのだろうかと迷い始めた。
経緯を夫にLINEで送ると、
「迷うくらいなら行ってきたら?」と返信が来た。
私と夫はいざという時の決断の仕方が正反対だ。
それが各々良い時も悪い時もあるのだが、
私が些細なことでモヤモヤしている時は、楽観的な夫が背中を押してくれて冷静になることができる。
せっかくイタリアにいるのだから、日本でできないことはやっておくか!
と気持ちを切り替えることができたので、2時間後の切符を買うことにした。
アルバに到着。入場チケットを買う。
アルバまでは、トリノから電車で1時間半弱。
駅を出てると、平日に来た時よりも明らかに人が多く、早速イベントの活気を感じた。
町の中心地に向かうまでの道のりにもずらりと出店が並び、メインの通りではストリートパフォーマーに人だかりができていたりしていて、想像よりもかなり盛り上がっている。
トリュフ祭りの関係者らしき人に、
チケット売場はどこ?と尋ねると「ちょっと行ったら右」とアバウトな答えが返ってきた。
思ったよりもうちょっと行って右に曲がると、それらしき場所が見えた。
よしよし、辿り着いたぞ。
チケットは2種類あって、入場料のみは6ユーロで、ワインのテイスティングが2杯分ついたチケットは16ユーロだ。
会計が終わると、入場券・テイスティングチケット・ワイングラスと、グラスを首から下げることのできる不織布のホルダーが渡される。
ちなみにこのワイングラスは、参加者にプレゼントされるもの。
てっきり回収所があると思っていたので、
出口にいたスタッフに「これはどこに持っていけばいいの?」と尋ねると、こいつ何言ってんだ?と不思議そうな顔をしてから「Regalo!!(プレゼント)」と教えてもらった。
逆に言うと、会場にグラスを置いて行くことはできないので、手ぶらで行きたい人も小さなエコバックくらいは持参した方が良い。
いざ白トリュフまつりに参戦!
中に入ると、会場中にトリュフの香りが広がっている。
中央にはトリュフブースがあり、その周りを
・ 地元ワイナリーの直売ブース
・ ソムリエがいるテイスティングブース
・ トリュフ以外のピエモンテの名産品を扱うブース
が囲んでいる。
会場以外もトリュフ祭りに合わせて、北イタリアの郷土料理や特産品の出店が出ていたりイベントが開催されていているので、ワインが飲めない人でも十分楽しめる。
久しぶりのお祭り気分と空腹にワインを3杯試飲したことで、行くかどうか迷っていたのが嘘のようにとてもご機嫌になってトリュフ祭りを楽しんだ。
次来る時は絶対に友達を連れて行きたい。
秋に北イタリアに行く予定がある方は
「アルバ白トリュフ祭り」がとってもおすすめなので、ぜひチェックして欲しい。
トリノ最後のディナー
あらかじめ帰りの電車の切符を購入していたので、19時前にはトリノに戻ってきた。
トリノ最後の食事は、最初にタヤリンを食べたレストランと決めていた。
オープンと同時に行けば予約無しでも行けるかなと思って並んでいたが、テーブル席は予約で埋まっているので。と前回と同じカウンター席になった。
トリュフ祭りでは食事は我慢したので、
プロセッコを1杯、ハーフサイズの前菜、プリモは前回と同じタヤリンのペペロンチーノを頼んだ。
Tiepida(ティエーピダ)というのは、「ほんのり温かい」という意味で、私が頼んだこちらの前菜は「あったかいシーフードサラダレモンソース和え」ということらしい。
前々から、一人旅の食事では「量が多すぎていろんな料理を頼めない問題」があったので、語学アプリでイタリア人に教えてもらったフレーズを初めて使ってみた。
Posso avere una porzione più piccola per favore?
これで「量を少なくできますか?」と聞くことができる。
半分くらいで良い?と聞かれたのでそのようにお願いした。値段は通常の6割くらいだったと思う。
パスタを通常量食べ終わってちょうどいい満腹具合だったので、次の一人旅ではもっと活用したいフレーズだ。
食後すぐに帰るのも寂しいので、レストラン周辺をうろうろしてから帰宅。
翌日のチェコ行きを楽しみにしつつも、バスに揺られながら街並みを眺めるとセンチメンタルな気分になった。