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四国というより大阪うどんやなあ

 きょうのランチは服部天神駅東すぐの「四国うどん」へ。服部周辺で現存している最古参のうどん屋さんではないでしょうか(「のせや」さんも歴史がありますが駅前にあった「本店」はだいぶ前になくなり、後からできた「西店」のみの営業です)。

「肉」といえば牛

 冷え込みがきついので、温かいおうどんをいただきたいなぁ。やっぱり「肉うどん」ですね。ずいぶんと知られるようになりましたが、上方では「肉どんぶり」というと牛肉で、「牛丼」はありません。東で「肉まん」と言わはるものは「ぶたまん」です(これは551のおかげで全国的になりました)。東京で「肉じゃが」頼んだら豚肉だったと驚いたのは四半世紀以上前のことでした。

四国系のパイオニア

 「肉うどん」はもちろん「牛」です。砂糖と薄口しょうゆであっさりと炊いた肉と緑濃いネギの刻んだのに、かまぼこ、天かすが添えてあります。出汁はカツオを利かせ、昆布と合わせたもの。うどんは少し細めで軟らかいがしっかりしています。これはもう大阪うどんそのものですな。名前は「四国」ですが、今や大阪の味かと。筆者幼少のころ、こちらのお店が開いたときは、うどんが太くてしっかりして驚いた記憶があります。それ以来、こちらは服部の四国系のパイオニアとしてやってこられました。今では四国系のおいしさが伝わり、大阪のうどんそのものが変わってきて(ある意味「淘汰」かな)、四国うどんさんは大阪うどんとなったのでしょうな。そんな歴史を感じながら美味しくいただきました。ごちそうさま。

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