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「復讐の協奏曲」を読んだ

「復讐の協奏曲」 中山七里 講談社 を読んだ。

私の仕事は無罪にすることで、
真相を明らかにすることではない。

御子柴が元〈死体配達人〉だと知る
事務員・洋子が殺人容疑で逮捕された。

大人気「御子柴弁護士シリーズ」衝撃の最新刊!
12ヶ月連続刊行企画 第11弾!

一度心に巣くった獣は簡単に消えはしない――
めぐる因縁そして〈復讐〉の結末は!?

三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。
事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた八百人以上からの懲戒請求書が届く。
処理に忙殺されるなか事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともに。
翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。
弁護人を引き受けた御子柴は、洋子が自身と同じ地域出身であることを知り…….。

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今までの御子柴シリーズよりは、法廷でのやり取りがサクッと終わり、ちょっと残念。
しかも、それは警察もわかってなきゃダメじゃない?って感じだし。
まぁ、警察は自分の描いたストーリーでしか物事を捉えないということなのでしょうか。

一方、洋子本人の謎は面白かった。
なぜ、「死体配達人」の御子柴の元で、事務員をやっているのか。

「人間は変われるのかもしれない」

まぁ、確かに、ラストの御子柴は、一番最初に出会った御子柴とは違っているのかもしれないな。

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にしこ
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