3品クッキング012:サッカーのハーフタイムで作って食べられるザーサイ冷奴
久々です。
そして猛暑。
こんな時は、あっさりさっぱり行きたくなりますので、手抜きは大いにすべき。
今回は、普通の冷奴に飽きた頃に、グッと味変をもたらすザーサイ冷奴です。
材料
①冷え冷えの木綿豆腐
②桃屋のザーサイ細切れ
③角屋の純正ごま油
今回もきっちり3つ。
銘柄指定が激しいですが、自分の家バージョンです。
もちろんザーサイを切るのが面倒ならそのままでもいいですが、細かくするといい具合にからむのですよ。
作り方
①ザーサイ刻んで
②豆腐に乗っけて
③ごま油をサッとひと回し
書くほどの手順でもありませんでした。刻んだザーサイ、という製品も世の中にあるので、それならまな板も包丁も汚れません。
ここに、夏らしくキュウリの千切り或いはザーサイと同じサイズにこま切れにするとかすると、抜群に風味は増しそうです。
でも、3品じゃ無くなるので、自己責任でお願いします。
ポイント
桃屋さんなんですよ。
なんでも、古き良き時代のザーサイの作り方をしっかり守ってる、とかで、本場中国でも高評価です。
中国は、割と大量生産に向いた新しい作り方を次々行い、品質より価格競争に向いてしまったとか。
塩味、旨味のバランスが良く、豆腐にもしっかりと存在感を示してくれる、ご飯の良き友です。
つまみとしていただくのもいいですが、お行儀悪く、ご飯に全部をどさっと乗せて、ガチャガチャ混ぜてかき込むのも夏らしくておすすめ。
本場を超える味
ザーサイに限らずこの傾向はあります。
①アメリカの豆腐
日本では、工業的な作り方も導入され、充填豆腐、という製品の裏を見ると、従来と違う「第三の豆腐」がスーパーで普通に売られるように。
安全で安いのですが、旨味や食感など、手作りとは違う特徴もあります。
アメリカでは、このような大量生産手法以前に製法が伝わり、比較的トラディショナルなやり方で作られる豆腐も多いそうで。
おお、昔の豆腐の味!みたいなことがカルフォルニアの空の下で味わえるのです。
ホッピー
ビールっぽいけどアルコールは微量、焼酎と割っていただく、居酒屋のレジェンド。
こちらは、今のようなビールの大量生産が始まる前に製造が始まり、それゆえに、昔の作り方に近いそうです。なので、伝統的なビールらしいしっかりした味わいがある!と言う方も。
手作りも大量生産もえらい
どっちがいい悪い、ではありません。
安全で安心な管理の工場で、高品質な製品を安価に届けてくれる大量生産を行ってくれるのはありがたい。
昔からの製法で、昔の味をしっかり継承してくれるやり方も尊い。
ただ(ここからひねくれます)、道具も技術もあるのに、「こだわり」で高額な商品を作って、さらに大量生産を馬鹿にする風潮、これはいけません。
逆に、大量生産で、製法や原料を変な言葉を作って隠すのもいけない。
庶民がいつでも楽しめるのも努力なのです。近所の美味しいお豆腐屋さんも努力。どっちも頑張れ。
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