電気オルガンって覚えていますか? 私的楽器論 0001
音楽は、どんなに歳をとっても成長が感じられ、また、成長と共に活動できる範囲も広がる楽しい活動。
プロでもアマでも趣味でもたしなみでも、それぞれの楽しさがたくさんあります。
多くの人に、楽器演奏のすばらしさを届けたく、楽器という切り口でそれを紹介していきたいと思います。
既に自分のブログで紹介をしていますので、noteでは、それぞれの入り口を紹介する形で書いてみます。
ご興味あれば、ぜひ、楽器沼にごいっしょしてください。
最初に紹介するのは、初めて触った本格的な楽器、「電気オルガン」です。
作曲でお金をいただけるようになったスタートは、これです。
素朴でシンプル、でも普及のために考えられた存在
空気の力で金属板を震わせる、シンプルな構成。
ハーモニカに自動送風装置と鍵盤をつけたような構造です。
その当時はまだ「電子的な発音機構」は発明されておらず、アナログの発音機構を電気の力で補う、という、電気楽器のはしり。
構造も単純でそれほど高くない、でも「ある楽器」の存在があって、そこへの登竜門、という存在だったと考えられます。
当時の王様はピアノ
その「ある楽器」とは。
当時は、ピアノがご家庭での最高峰の楽器で、さらに学校でもスタンダード。
でも、重い・高い・音が大きい、価格もそれなり、ということで、簡単には普及しません。
そこに至るステップとしての存在だったかもしれません。
とはいえ、電気オルガンは、幼稚園や学校の教室一つ一つに置いても大丈夫なカジュアルな存在として、多くの人の音楽の学びの入り口になりました。
なんか可愛い
構造はシンプル。だいたい4本の脚で支えられる構造(下が箱のタイプもありました)で、当時の足踏み式ミシンみたいな感じで、今見るとレトロ感たっぷり。
特に故障する部分も少ないので、中古を買うこともできます。
音もノスタルジーの固まりみたいなことも含め、今は見ることがほとんどない愛おしい楽器です。
今後も順番にご紹介
その後もたくさんの楽器に触ってきました。
また、触ってなくても様々な編成で音楽を楽しんできて、常に楽器が周囲にありました。
資料から知ったことではなく、自分が直に感じてきたことを中心に、これから少しずつ楽器を紹介していきたいと思います。
楽器好きの方、お気軽にからんでいただければうれしいです。
コメント欄でぜひ絡んでください。