愛しのバベイオモイド神さま💕【10/13】 「西田少女地獄【3】」
■2005年・14歳
■2005年9月18日(晴れ)
偉大なるバベイオモイド神様。
今とっても、おしりが痛いです。
というのも今日の午後、柳川におしりにアレを入れられたからです。
ああ、おしりが痛いのにお腹がごろごろする。
それに口からもげろ吐きそうです。
最低です。
ほんとうに、あたしはシモネタ女です。
それにしてもあの柳川のくそ野郎……調子に乗りやがって。
でもこれだけの苦痛をさしひいても、あたしはそれに値する情報を得ることができました。
順を追って話したいと思います。
今年6月に医療少年院を退院された遺薔薇鬼屠死夫様の行方を、あたしが必死になって探していることは、何度もこの日記で報告しましたよね。
マスコミがいっさいの情報をシャットダウンしているので、あたしがいくら必死で探しても、一向に有力な情報は得られません。
このままでは、14歳になったこの歳で遺薔薇鬼屠死夫様に直接お会いし、いろいろお話してから、遺薔薇鬼屠死夫様に処女をあげる、というあたしの人生最大の目標が達成できそうにもない、とあきらめかけていた時です。
今日、柳川があたしに言いました。
「遺薔薇鬼屠死夫の住所がわかったけど…………知りたくない?」
あたしは一瞬、耳をうたがいました。
「い……いま、な……な、何て言ったのっ?」
あたしは柳川に聞きました。
「出所後の遺薔薇鬼屠死夫の、居場所がわかったんだよ。そう、君の大好きな大好きな、遺薔薇鬼屠死夫の」
「ほ……ほんとっ?」
あたしは思わず柳川の胸ぐらをつかんで、思いっきり揺さぶっていました。
「お、教えて!!……教えて教えて教えて教えて教えてっ!」
「お、お、落ち着けよっ……教えてあげるから」柳川は、なんかニヤニヤしていいます「で、でもタダじゃないぜ」
「えええええっ?????」
あたしは胸ぐらをつかんで、柳川を持ち上げんばかりのいきおいでした。
「当たり前だろ? ……すっごく貴重な情報なんだから」
柳川はさらにニヤつきます。
「……と、友だちでしょっ??? あたしとあんた、友達じゃん! そうでしょっ?」
あたしは心にもないことを叫びました。
「友だち? ……そんだけでこんな貴重な情報を、タダでもらえると思ってんの? ……甘いよ」
前もご報告しましたが、柳川はインターネット上に、ものすごくディープな情報網を持っています。
今回のそのマルヒ情報も、そこから手に入れたものだそうです。
柳川は単なるオタクでしたが、彼が探してくるその類の情報は、実に正確なものでした。
あたしには柳川が、はったりをかましているようには思えませんでした。
しかし一体、なにをもったいぶっているのでしょう?
あたしはなんとしても、柳川からその情報を聞き出さねばなりませんでした。
必要とあらば、彼の生爪だってはがしたかもしれません。
両ひざを、ハンマーで潰したかもしれません。
「いくら?」あたしは興奮しながらいいました「あたし、お年玉の貯金、20万円ほどあるけど……お金ならそれしかないよ???」
「……お金なんか僕はいらないよ」
柳川があのぎらぎらした目であたしを見ます。
「じゃあ、どうすりゃいいのっ????」あたしは柳川の胸ぐらを掴んだまま、ゆさゆさとゆさぶりました。「なんでもするからっ! 教えてよっ!」
「……なんでもする?」柳川はゆさぶられながらまだニヤニヤ笑っています「ほんと?」
「ほんと、なんでもするっ!!」
「じゃあ、放課後、僕のウチにおいで」
…………悪い予感がしました。
で、悪い予感はばっちり当たりました。
柳川の部屋はびっしりと本棚に窓を塞がれた、日の入らない、かびくさい部屋です。
前も書きましたが、彼は一人っ子で、両親はともばたらきのため、家には柳川とあたし、ふたりっきり。
部屋に入るなり、柳川はその小さな体であたしにおどりかかってきました。
「……ちょっと……ちょっとっ!! な、なんだよっ!?」
あたしは柳川の体を押しのけながら、叫びました。
「……わかってるだろっ!? ……わかってて部屋に来たんだろ??」
柳川は顔を真っ赤にして、ものすごい鼻息であたしを床におしたおし、その上に馬乗りになりました。
その小さな体からは信じられないくらい、とんでもない力でした。
「バカっ! やめろっ! 殺すぞっ! きゃあっ!!! 」
びりびりっ!
あたしはあっという間に、ブラウスの前を引き裂かれ、ブラジャーを押し上げられました。
柳川はさっそく、あたしの片方のおっぱいを吸い、もう片方をすごい力でもんできました。
「やっ……や、やめてっ!! ……やめろよっ! ……やめろったら!!」
「遺薔薇鬼屠死夫の住所を知りたいんだろ? 知りたいんだろ?」
柳川がキンキン声で言います。
どうやら腕力で柳川は(信じられないことですけども)あたしに勝っているようでした。
あたしは腕力で柳川を押し返すことはあきらめました。
あたしの何が悪かったの、とか思ったりもしました。
あたしはそんなつもりはまったくなかったのですが、あたしのあんまり安心しきった態度が……
柳川をまったく異性として見てこなかった、あたしのあんまりな無防備さが、彼をかんちがいさせてしまったのかなあ……
なんてことをしゅしょうに、のんきに、ぼんやりと考えていました。
しかしあたしがそんな甘いことを考えているうちに、柳川はあたしのスカートの中に手をつっこんでパンツを脱がそうとしてきました。
そこで改めて、あたしはあせりました。
ダメです。
あたしの処女は、遺薔薇鬼屠死夫様にあげるのです!
柳川があたしのパンツをひざまで降ろした瞬間、あたしは彼の顔に、思いっきり頭突きをかましました。
人間その気になればいつも以上の力が出せるものです。
あたしの頭突きを鼻にくらった柳川は、部屋のはしっこまで吹っ飛び、鼻血をふきだしました。
「ち、ちくしょう……」柳川は鼻血を流しながら言いました「何でもするって言ったじゃないかっ……やらせないと教えないぞっ!!」
「ごっ……ごめんっ……ど、どうしてもダメだよっ……」
あたしは言いながら、涙目でこっちを睨む大柳が、少しだけかわいそうになりました。
それが、大きなまちがいでした。
「………………「なにかほかに………………あたしにできることない?」
そんなわけで、おしりでさせてあげることになりました。
あたしはスカートとパンツを脱いで、柳川のベッドに上半身をだけをうつぶせに倒し、おしりをつきだすへんなかっこうになりました。
あたし、いったい何をしてるんだろ……
自分でも思いましたが、これも遺薔薇鬼屠死夫様の居場所を知るためです。
下半身まるだしになったあたしの、ぺったんこなお尻を、柳川がフー、フーと荒い鼻息をさせながらうしろから見ています。
おしりの穴ももちろん、あそこも、ぜんぶまる見えでしょう。
ものすごくはずかしくなって、思わずベッドのシーツに深く顔をうずめて目を閉じました。
シーツはなんだか……かびくさい匂いに加えて、かいだことのない、スルメのようなへんな匂いがしました。
その匂いをかぐと、シーツ全体が汚らしく思えてきて、ニキビがないのが自慢のあたしのきれいな顔の肌が、なにかに汚されてしまわないか、心配になりました。
いえ、そんなことを心配している場合ではありません。
あたしはこれから、お尻の穴をおかされようとしているのですから。
「……は、は、は……は、はずかしい?」
柳川が上ずった声で言いました。
「あ、……あ、あたり前でしょっ! は、早くすませてよっ!」
あたしはへんな匂いのシーツに顔を埋めて、柳川の顔を見ないようにして答えました。
すると柳川は、いきなりなにかをおしりの穴にぬりつけてきました。
ぬるっとした、気持ち悪いものです。
オロナインかなんかだと思いますが……はっきりとはわかりません。
あたしは、うしろからしっぽをつかまれた猫みたいに、お尻を跳ね上げました。
「ちっ……ち、ちょっとっっ!!! ……へンなことやめろよっ!!!! へ、変態っ!!!」
「でもちゃんとほぐしてから入れないと痛いよ。いや、痛いと思うよ、わかんないけど……」
ほんとだかウソだか分かりませんが、柳川はどんどんそれをぬりこんできます。
そういうものなのかなあ、と思って、大人しくすることにしました。
でもなんだかくすぐったいような、へんな感じがして、何度もあたしのお尻は跳ね上がりました。
ほんとうに、すごく、へんな感じです。
ものすごく、恥ずかしくて、けがされているかんじがして。
あたしは「あっ」とか「うっ」とか、しぜんに出てくる声をなんとかこらえようとしました。
人差し指をかんだり、手の甲をかんだり。
でも柳川は、そんなあたしを見て、
「このすけべめ……変態女め……」
とかなんとか、勝手なことを、荒い鼻息とともにつぶやき続けました。
思いっきりそり返って、もう一回、後頭部で頭突きをかましてやろうかと思いましたが、やめました。
だって、遺薔薇鬼屠死夫様に会いたかったし……
それに、そのころにはなんだかおしりが、しびれたようにぴくんぴくんしていたし。
やっぱりあたしは、どすけべえなんでしょうか?
あたしが大人しくしているのをいいことに、柳川はあたしのお尻に指をつっこんできました。
「んっ……!」
思わず出そうになった叫び声を、あたしはあわてて押し殺しました。
「い、痛い?」
柳川が後ろから聞いてきます。
そう言いながらも、柳川はあたしのお尻の穴の中で、ぐねぐねと指を動かしてきます。
「ち、ちょっと……い、痛いっ……」
あたしは答えました。
けど、正直なところ、痛いだけではありませんでした。
あんなへんな感覚は、生まれて初めてです。
どう表現したらいいのでしょうか。
なんだか、便秘のときのうんこが、すっぽり抜けるのを逆回しにしたような感じ。
気持ち悪かったけども、なんだかそんなへんな感覚を味わっているうちに、
“あたし、すごい変なことされてるよっ!!!”
って意識しちゃって、ますます変な気分になっていきました。
どれくらいお尻の穴を、そうやっていじり回されていたのかわかりませんが、ぬぽっと指が抜かれたとき、
「あんっ……」
……って、みょうにいやらしい声を出してしまいました。
あたしはものすごく汗をかいていて、呼吸が乱れていました。
気がつけば、柳川の変な匂いのするベッドのシーツに、よだれを垂れ流していました。
あたし……やっぱり変態でしょうか?
「入れるよ……」
柳川があたしの後ろで、ズボンのベルトをあわてて外す音が聞こえてきました。
あたしは、なんだかもうどうとでもなれ、という感じでぐったりしていました。
それから、急にお尻の穴をものすごい圧迫感が襲いました。
柳川がしっかりほぐしてくれたおかげ(?)で、痛くはありませんでしたが……
指を入れられるのとは、何倍もの強い感覚でした。
それこそあたしの肛門の中に大きなうんこが、逆に入ってくるかのようです。
自分で書いていて、びびるほど下品な文章ですね。
なぜだか頭がぼーっとなって、目の前が白くなりました。
あたしは、ひとりでに出そうになる大きな声をこらえるため、歯形が残るくらい自分の人差し指を強くかみます。
柳川は、ずんずん突いてきました。
まるであたしになんか、怨みでもあるよかのような感じです。
やがて、お尻の中で、何か熱いものが飛び散るのがわかりました。
あたしは死んだようになりながら……
その後、しばらくして、遺薔薇鬼屠死夫様の住所を柳川に教えてもらいました。
……それから……柳川から借りた、かなり小さすぎるジャージの上を借りて帰りました。
なんと遺薔薇鬼屠死夫様の現住所は、あたしの住む町から電車で40分の、となりの県でした。
情報には、彼が今どこで働いているか、何をして暮らしているかまで記してありました。
残念ながら、彼の今の写真……20歳の彼の写真はありませんでした。
あれだけ苦労したのに、あまりに近いのでなんだか拍子抜けしてしまいましたが……
まあ遺薔薇鬼屠死夫様も、自分が事件を起こした××(注:自主規制)県で生活するわけにはいかないのでしょう。
今は、わくわくして眠れそうにありません。
お尻は今頃になって痛くなってきましたが、そんなもん、なんぼのもんや、という感じです。
今度の連休……あたしは、遺薔薇屠死夫様に会いに行くつもりです。
ああ、早く一週間が過ぎればいいのに。
PS:
さっきトイレに行ったら、お尻の穴から柳川に出された白いやつが出てきて、思わず吐いてしまいました。
【11/13】はこちら