会社のエッチな場所に関する考察
どうもはじめまして。
わたし、社 畜三と申します。
一介のサラリーマンです。
オフィスワークをされている皆さんにお伺いしたいのですが、クソ長くてダルくて内容のないダラダラ会議のとき、皆さんはいったいどんなエロいことを考えているでしょうか?
まさかと思いますが、ルーチンな社内会議のたびに「この会議中に何らかのツメアトを残さないと……」と、建設的なように聞こえてたいして中身のない発言の機会を伺っている人ばかりではありますまい。
わたしなどは会議中、ほぼエロいことしか考えていません。
と、いいますか、わたしは働いている間中、ずっとエロいことを考えています。
会社生活というのは多くの人にとって苦行です。
まあなかには、ひたすら熱い理想を掲げた若き社長さん
のビジョンに共鳴し、共感し、毎日毎日意識高く一秒一秒を感動しながら、ビジネスセンス&スキルの鍛錬に勤しまれている人もいらっしゃるでしょう。
あるいはカリスマ性ある経営者のオーラに包まれながら、
「大大大大大出世! 大大大大大出世! 大大大大大出世!」
とエネルギッシュな会社生活を送っておられる方もいらっしゃるでしょう。
とはいうものの、会社勤めしている人間のほとんどは(わたしもふくめて)そうではなく、だいたいが死んだ目をして会社時間を過ごしています。
で、会議中、同僚や後輩、上司たちを見回してみても、みんな同じ目をしている。
たぶんみんなわたしと同じように、エッチなことを考えているのでしょう。
で、わたしがいつも考えているのは経営企画課チーフ入社7年目のオイカワミナミさんのことです。
はっきり言ってオイカワさんとは仕事であまり絡むことはありませんし、会議に同席することもほとんどありません。
しかしスリムな体型を洗練されたファッションに包んだオシャレな彼女は、とても目を惹く女性です。
もうすぐ30になるかならないか……まさに旬の年齢です。
どことなく気だるげで、なんとなく投げやりな態度、そして少しハスキーな声がたまりませんねもう。
そうですねえ……芸能人で逝ったら木村文乃とヒコロヒーを足して2で割って、若い頃の倍賞美津子のエッセンスを振りかけた感じでしょうか。
わたしは会社で恐ろしく退屈なとき、あるいは耐え難いほど苦痛なとき、オイカワさんのことを考えています。
オイカワさんとエッチなことをしたい! してみたい!
まあわたし以外の男性社員も、だいたい同じことを考えとるのでしょう。
で、会社時間の辛く退屈な現実から逃げる際、わたしは会社内のあらゆるところでオイカワさんとエッチなことをすることを妄想します。
決してラブホや彼女の部屋(たぶんワンルーム。案外散らかっていて床には服が脱ぎ散らかしてある ※想像)、温泉宿の露天風呂やあるいは荒れ寺などをイメージすることはありません。
なぜなら、会社内にいるときは会社内の風景を思い浮かべたほうがリアルでより興奮するからです。
それではわたしが妄想のなかでオイカワさんと、会社のどんな場所でエッチなことをしているのか、ここでご披露したいと思います。
え? ……ひょっとして興味ないですか?
■会議室
まあオイカワさんとエッチなことをする妄想をするのは主に退屈な会議中ですので、会議室、というシチュエーションは鉄板でしょう。
まあ会社勤めをされている方なら、空き会議室で同僚(もしくは上司・先輩・後輩・部下)とセックス、というシチュエーションを妄想したことのない人はいないでしょう。
会議室でヤるときは、業務時間内です。
会議がやっていない時間に、オイカワさんとわたしが二人でシケこんでヤるのです。
「こ、こんなとこで? ……人が来ちゃうよ…………」
「声を我慢できるかな? 気づかれちゃうよ?」
とかなんとか言いながら、パパっとセックスを済ませる。
たとえば、こんなオシャレ系会議室だったらどうするでしょう。
これはエロい!
当然、オイカワさんにすりガラスに手をついてもらって立ちバックです。
「やっ、やだっ……こ、こんなのっ……見られちゃうっ……!」
「なんだかんだ言って……びしょびしょじゃないか……」
とかなんとか言って。
あとまあ、あなたの会社がまあままの高層階にあるといたしましょう。
となると、こういう会議室も考えられます。
こうなりますと、やはり窓にオイカワさんに手を突いてもらって立ちバックです。
「……ああっ! ……だ、だめっ! ……こ、こんなのっ!」
「ほーら、見てご覧……向こうのビルの会社の皆さん、頑張って働いてるねえ……たいへんだねえ……」
「だっ……だめっ……み、見られちゃうっ……!!!」
「ほらほら、社畜の皆さんが一生懸命働いてるのに……オイカワさんはこんなふうにバックで突かれて気持ちよくなって……悪いと思わないの……?」
とかなんとか言って突きまくります。
眼下に頑張って働いている人を見下ろしながらの立ちバック……
どんなに素晴らしいでしょうか!!!
これは一般の人があくせく働いている時間帯に銭湯に行くくらいの背徳感と快感を味わえそうですね!
■給湯室
会議室のほかで、わたしが好んで妄想するのは給湯室です。
なんでしょうね? 給湯室のエロさって。
こんな ↓ ふうにOLさんがタムロってるイメージがありますね。
こういうのも昭和から平成までの光景なのでしょうけど、なんとなく給湯室というのはエロい。
なぜでしょうね?
こーんな ↑ かんじで、やたら細長くて狭い空間、というのはそこはかとなくエロいですね。
こーいうところにオイカワさんとしけ込むこともよく妄想します。
とはいえ……
わたしの妄想はあくまで会社の業務時間中ですので、
こーいう ↓ かんじでセックスするのはどうも難しそうです。
というので、他の営業マンが出かけてる時間帯などに二人でシケこんで、サササッとお口でしてもらうのにこの空間は最適ですね。
ちょっとパンツを見せてもらったりするのもいいでしょう。
「……も、もうっ! こんなとこでっ……誰か来たらどーするのっ?」
「だから誰か来る前に……ほら、ほら、ね、もっと激しく舌を使って……」
いやあ、こんなところでみんながコーヒー作ったりお菓子を冷蔵庫からだ出したりしてる……と思うと興奮もひときわです!!
しかし……
最近のオシャレなオフィスでは給湯室なんてものよりも社内にカフェチックな空間があったりします。
ま、お茶が飲みたきゃ勝手に作って飲む、
なんならカフェエリアで仕事してていい、
ってんですっごく気楽でいいのですが……
こんな空間でどうやってわたし、オイカワさんとエロいことすればいいですか??
てかこういう空間、なんかいきなりちんこを出してやりたくなりますね。
■トイレの個室
だいたいどんなオフィスビルでも給湯室の近くに、トイレがありますね。
仕事中に人がいないときを見計らい、オイカワさんの手を引いてトイレに入ります。
で、佐々木希のダンナのように個室にシケ込む。
「だっ……だめっ! だ、誰か入ってきたらっ……んっ!」
と、トイレ内に他の男性社員の声が。
“てかまあ、ほんとあのクライアント、どーかしてるよなあ?”
“しかたねーよあそこ、3代続く同族だからさあ……”
とかなんとか、クソどうでもいいことを話しながら男性社員たちは……この薄いドアの向こうで隣同士の小便器に並んでチンポをそれぞれの手にしながら、ジョンジョロジョンジョロ放尿しています。
「だ、だめ……き、気づかれ……ちゃうっ……」
「しっ! 静かに……それともオイカワさん、外の同僚に気づかれたい変態女なのかなあ…………???」
とかなんとか言って。
しかしですね。
トイレ個室、という密閉空間なら、別に会社のトイレでなくてもいいのでは……という気もしてきます。
“会社の同僚が入ってくるかも……”
というのは確かに刺激的ですが(バレたら会社生活終わりかもですので)
“誰か知らない人が入ってくるかも……”
というのと、それほど感じるスリルは違うでしょうか?
それは人生において会社生活にどこまで重きを置いているか、に関わってくる問題でしょうか…………?
まあどうでもいいです。
■屋上
会社の屋上でセックルする、というのもまた素晴らしい妄想です。
なんといっても、会社で辛い、閉塞的な時間を過ごしておりますと、どうしても人間は解放感を求めます。
まあ外回りに出かけているぶんはいいのですが、社内仕事が立て込んでる場合、もしくは社内勤務の人の場合、どうしても閉塞感がつのりがち。
そんなとき妄想するのは、オイカワさんとの屋上セックスです。
なんというか、会社で勤務に就きながらの青姦ですよ!!
なんて開放的なんでしょう!!
こんな室外機の裏とかにシケ込んで、
オイカワさんに機械に手をついてもらってですね、スカートをたくし上げ or スーツのパンツをずり下げて、やはり立ちバックです。
「ああっ! ……や、ヤバいっ……あたしっ……こんなとこでこんなことっ……」
「ほらほらオイカワさん、いつもよりぎゅうぎゅう締め付けてるよ……」
とかなんとか。
そういえば以前、こーいう ↓ 小説をこのno+eで読んだこともあります。
しかしまあ、これもまた妄想のなかでもかなり現実味のない妄想です。
だってアナタ、自社ビルの中小企業にお勤めでもない限り、というかお勤めされていても、自分の会社の屋上に行ったことありますか???
こんなふうにバレーボールしたり
こんなふうに同僚とタバコを吹かしたり、
したことありますか???
わたしはないです。
あと、映画とかドラマとかアニメとかによくこーいうシーンありますけど
あなたの学生時代、こんなふうに屋上に出入りできました?
え、できた?
男女混合でこんなふうにお弁当食べた?
………………この投稿とは縁のない方のようですね。
■オフィス内 ……深夜
さて、最後はさすがに業務時間外です。
深夜、残業中。
基本的に「残・業」という二文字を見ると念力で燃やしてしまいそうなくらい憎悪が湧く典型的な社畜ではございますが、オイカワさんとのエロ妄想のなかではすすんで深夜残業をいたします。
しかも、社内に残っているのはわたしとオイカワさん二人きり。
でまあ、お互い疲れもストレスも溜まっています。
疲れやストレスが溜まると、お互いに比例して高まるのは性欲です。
ふと、パソコンから顔を上げ、まず声を出すのはオイカワさんです。
「や、ヤシロさんっ! ……し、しよっ!!!」
残業続きでお疲れ、溜まり気味のオイカワさん。
わたしは少し余裕の笑みを浮かべながらもビンビンです。
「まったく……オイカワさんはホシガリさんだなあ……」
「ヤシロさんだってヤりたいでしょっ!!」
そういってオイカワさんは、ロコツにわたしを誘惑してきます。
「おおっ! お、オイカワさんっ!」
「や、ヤシロさんっ……抱いてっ! てか、ヤってっ! めちゃくちゃにしてっっ!!」
そして一匹の女豹となったオイカワさん。
わたしに躍りかかり、わたしとオイカワさんはまるでクローネンバーグの映画のように一つの肉塊に融合し、お互いを貪り、屠りまくるのです……
さてどうでしょう。
こういうことを考えていたら、あっという間に会議は終わります。
ほんとうにエロ妄想はタイムマシンですね!!
皆さんも充実した社畜ライフを!
オイカワさんとの妄想があれば、わたしは一生社畜で構いません!!
<了>