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「いぼ結び」も伝えたい

「西塩子の回り舞台」の屋根は、竹と竹が交差する部分を、わら縄で結びます。この時に使われる結び方が「いぼ結び」です。
かつては、お米の俵をしばるなどの際、この結び方でしっかりと結んでいたのだそうです。屋根の結び目は全てきれいにそろっていて、とても美しいのですが、それは、結ぶ方たちが作業をていねいにされているからなのです。
組み立ての年にも、組み立てのない年にも、「いぼ結びを学ぼう!」という機会をつくってきました。
保存会の方たちに教えてもらって、何度も結んでみて、その場では覚えたようでも、使う機会がないと忘れたりします。
「西塩子の回り舞台」とともに、このような暮らしの「技」も伝えていきたいです。

小学生と大学生でいぼ結びの練習(2016年)
一生懸命に練習(2022年)

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