西塩子の回り舞台~2025年組み立て・公演に向けて

茨城県常陸大宮市の地域伝統文化「西塩子の回り舞台」の2025年公演に向けてのページです。

西塩子の回り舞台~2025年組み立て・公演に向けて

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「西塩子の回り舞台」シンポジウム を開催します!

    • 「西塩子の回り舞台」シンポジウムを開催しました

      2024年9月28日(土)、「西塩子の回り舞台」シンポジウムを開催しました。 多くの方に参加いただき、来年の組み立て・公演に向け、思いのこもるキックオフになりました。このnote でも、シンポジウムの報告をしていきます。 また、「西塩子の回り舞台」についての情報、2025年の開催に向けての連絡や情報提供をしていきます。

      • のぼりが並びます

        ボランティアの学生たちがお手伝いしているのは、色とりどりののぼりの用意。2019年の公演のときの写真です。 竹伐りのときに伐り出してきた竹で、のぼりの竿をつくりました。 会場への道に、色とりどりののぼりがずらりと並ぶと、いよいよ本公演だ!と気分があがります。 2025年は、この、のぼりに、みなさんのお名前がはいるのもすてきですし、 のぼりをたてるボランティアとして、ごいっしょできるのもうれしい。 お客様として、のぼりの下を歩いて、会場においでくださるのもありがたい。 ぜひ

        • 「いぼ結び」も伝えたい

          「西塩子の回り舞台」の屋根は、竹と竹が交差する部分を、わら縄で結びます。この時に使われる結び方が「いぼ結び」です。 かつては、お米の俵をしばるなどの際、この結び方でしっかりと結んでいたのだそうです。屋根の結び目は全てきれいにそろっていて、とても美しいのですが、それは、結ぶ方たちが作業をていねいにされているからなのです。 組み立ての年にも、組み立てのない年にも、「いぼ結びを学ぼう!」という機会をつくってきました。 保存会の方たちに教えてもらって、何度も結んでみて、その場では覚え

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        「西塩子の回り舞台」シンポジウム を開催します!

          回り舞台はこのようにまわしてます

          舞台の上が回転し、主役がまわりながら舞台上に登場する。逆に、まわりながら、舞台からひいていく。 かっこいい、見せ場です。 どうやって回るのか? このように、回る舞台板から下に続く太い柱を、舞台の下の地下で、人力でまわしています。 大切なのは、まずは、タイミング。舞台の上の役者が、せりふを言ったり、ポーズを決めたりするのと、きちんと合うように、舞台がまわる必要があります。 次に大切なのは、速度。かっこよく見栄を切っている役者さん。拍手喝さいや掛け声、おひねりも飛びますから、ゆ

          竹伐り

          「西塩子の回り舞台」は竹で組まれた美しい屋根が特徴です。 屋根以外にも、舞台のさまざまなところに竹が使われていて、毎回の組み立てに際しては、300本以上の竹を山から伐り出します。 「組み立て」の最初の大きな作業が「竹伐り」。これまでの組み立て・公演では、「竹伐り」の日は、保存会の方たちも総出になりますし、ボランティアもたくさんお手伝いしてきました。茨城大学の学生たちがボランティアとしてお手伝いするようになってからは、学生たちも参加しています。 十分な長さのある竹を伐り出すため

          日本最古の大幕

          農村歌舞伎舞台は、江戸時代以降、各地で行われていました。茨城県内では、西塩子を含む、現在の「常陸大宮市」付近の、少なくとも7か所で開催されていたことがわかっています。 1991年(平成3年)、当時の大宮町が、町内に残っている農村歌舞伎舞台の道具類の調査を行い、「西塩子」の大幕に、「文政3年(1820年)」の文字が入っていることに注目します。早稲田大学の専門の先生により、この大幕は、現存する全国の農村歌舞伎の道具類で、もっとも古いものである、と確認されました。 このことをもって

          2019年の写真

          前回(2019年)の組み立て中の写真です

          「西塩子の回り舞台」シンポジウム 茨城大学から往復の送迎バスがあります

          9月28日(土)開催の「西塩子の回り舞台シンポジウム に ぜひご参加ください。 水戸方面の方は、「茨城大学水戸キャンパス」から、シンポジウム会場の「常陸大宮市文化センターロゼホール(シンポジウムは小ホールで開催)」まで、往復のバスがあります。 ぜひこちらもご利用いただき、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

          「西塩子の回り舞台」シンポジウム 茨城大学から往復の送迎バスがあります