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「西塩子の回り舞台」は竹で組まれた美しい屋根が特徴です。
屋根以外にも、舞台のさまざまなところに竹が使われていて、毎回の組み立てに際しては、300本以上の竹を山から伐り出します。
「組み立て」の最初の大きな作業が「竹伐り」。これまでの組み立て・公演では、「竹伐り」の日は、保存会の方たちも総出になりますし、ボランティアもたくさんお手伝いしてきました。茨城大学の学生たちがボランティアとしてお手伝いするようになってからは、学生たちも参加しています。
十分な長さのある竹を伐り出すために、山の奥のほうで伐った竹を、軽トラが待っている場所まで、運び出したりします。
「竹伐り」に加わることで、保存会の方々、他のボランティアの方たちとの
気持ちがぐっと近づくようです。その後の作業で、次第に美しく組みあげられていく屋根をみあげると、自分たちが運んだ竹でこの舞台がつくられているという喜びも感じます。

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