これまででいちばん興味のないオリンピック【東京に4度目の緊急事態宣言❗】
東京に4度目の緊急事態宣言!その他の地域は・・・
東京に4度目の緊急事態宣言が発出された!期間は7/12~8/22までの42日間で、オリンピック期間である7/23~8/8は全て宣言期間に該当する。飲食店の酒類提供は再び停止となり、しかも今回は酒類を扱う事業者に対し、取引停止の要請までする始末だ。
政府としては強い措置をとったつもりだと思うが、前回の宣言時に現れた「路上飲み」や「規制破りの営業再開」などの"モラルハザード"が起こるのは、いまのコロナ対策においては必至だ。
その他の地域については、宣言発出中の沖縄は東京同様、8/22までの宣言延長となった。また、首都圏の埼玉・千葉・神奈川と大阪に発出中のまん延防止等重点措置も8/22までの延長が決まった。それ以外の地域に発出されていた措置は7/11をもって解除される。
首都圏や近畿圏は今年7ヶ月のうちの殆どが、緊急事態宣言かまん延防止等重点措置期間になっていて、市民や事業者にとっては疲弊を超え、宣言慣れから来るある種の"開き直り"の様相も呈してきている。(自粛期間中の酒類提供・外出機会の増加など)
果たして今回の措置によって、どれくらいの効果が見込めるのだろうか?
オリンピック前の雰囲気とかどこにもない。むしろ・・・
こんな状況でも東京オリンピックの開幕まであと15日と迫ってきている。オリンピック前の期待感を膨らませている人はアスリート以外の一般市民の中でどれくらいいるのだろうか。少なくともこれまでの大会よりも少ないということだけは間違いない。むしろ、オリンピックに対して「コロナ禍で大変なときに何で開くんや!」「一部の権力者たちの遊びでしかない」「アスリートがいちばんの被害者」などといった否定的な気持ちを持っている人が大半だと思う。
私も上記と似たような気持ちで、「国や東京都・組織委員会ははIOCなどの外部の上位機関にしか目がいってない」「オリンピック関係機関はどんなかたちでも開催できればそれでよし」というのがこれまでの動きから推測できる。
もちろん、アスリートの4年間の成果を発揮する場として、オリンピックがあるというのは理解している。しかし、それはあくまでも全員が前提として理解していることであって、コロナ禍関係なくオリンピックを開こうとするのはまた別の話だ。
今日発出された緊急事態宣言によって、都内で開催の競技が無観客となったが、海外の機関(IOC・IPC)からすれば、『開催できれば、観客入れる入れないは関係ない』という認識だと思う。
実際にこれまで開かれた会議でもIOCは日本側の説明に対して「日本側の意見を尊重する」としただけで、IOC側から何か提案したことは一度もない。そんな受け身姿勢であることからも上記のことが明らかである。
私はちょくちょくテレビで見るくらいで、殆どこれまで通りの17日間になると思う。
2013年に開催地が東京と決まった時と、2016年のリオデジャネイロオリンピック閉会式での演出は、2020年の自国での開催にワクワクが止まらなかった。しかし、あのときのワクワクは今は殆どない。たとえ、コロナ禍を予測していなかったとしても、今のようなゴタゴタがなければもう少しオリンピックに対して好意的な気持ちになれたはずだ。
アスリートの方々には申し訳ないが、今まで見てきたオリンピックの中で一番興味のない大会になりそうだ。
今は自分のコロナ感染対策と生活防衛策にしか気を配ることができない。