60歳の大学一年生。
先日、個人投資家の方と
話をする機会があった。
彼は59歳。
見た目は若々しく50歳程度に見える。
おしゃれな佇まいの笑顔の多い男性。
ビジネスやプライベートの話など
関西弁ならではの怒涛のトークで
時間は一気に過ぎていった。
その中で、特に心に残ったのは、
彼が60歳から大学に通うという計画だった。
お金や地位を持っているにも関わらず、
新たな学びを求めているという。
18歳の若者たちと一緒に
大学で学ぶことを楽しみにしていた。
流石に18歳とは
仲良くなれないかもしれないが
教授とは仲良くなれるだろうと笑っていた。
そして大学の留学プログラムを活用して
イギリスやカナダの大学に
留学する計画とのこと。
海外にいつでも行けて
家を買うこともできるが
それ以上に新しい体験と知識を求めていた。
人生はお金ではない。
真に価値のあるものは、
経験と学びなのだと思い知らされた気がした。
彼は今まで名だたる企業やベンチャーに
投資してきた経験を持つ。
話の中で彼が挙げる企業名や人物、
動いている資金の規模は
投資家ならでは。
スケールの大きな話と
その際の心理や行動、考え方について
大きな勉強になった。
ただ、個人的には投資家として成功後も
「学びや成長に貪欲な姿勢」
「若者のようなバイタリティ」
の方が、僕には刺激が強かった。
彼は今関わっているプロジェクトを着地させて
「大学に行くことを楽しみだ」と
ワクワクした顔で語っていた。
60歳でこんなにワクワクしている人は
あまり見たことがない。
僕は彼よりも約2回りも年下の若輩者だが、
「何かあったら連絡してね」と言ってくれた。
この懐の深さと優しさは、
彼の人柄を物語る。
お金で買えるモノではなく、
お金では買えないコト。
経験と知識、学びにこそ、
真の豊かさがある気がする。
やはり、学びにおいては年齢は関係ない。
新しいことに挑戦するのに
遅すぎることはない。
人生を豊かにする力は
いつでも僕らの手の中にある。
エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜
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#1億円日記 Vol.71