【映画感想】一時期話題となった、あの女優の主演映画

■映画名

私にふさわしいホテル

■鑑賞日

令和７年１月１２日

■個人的点数

９０点　気を抜いて見れてクスっと笑える

■概要

次は何を観ようかと物色中、映画の口コミを見ていたら目に止まった映画です。
評価は概ね良好な感じではあるものの、自分の周りでは噂にすら上がっていなかったため、全く前情報も無し。逆に気になりました。
十数年前の朝ドラヒロインの能年玲奈ことのんさんが主演をしているあたり、なかなかに目を引きました。いろいろな事情から、露出を減らした彼女ですが、女優を続けてくれていたことに安堵感を思える不思議な感じ。
結論から言うと・・・普通に面白かったです。くすっと笑える要素がふんだんにあり、あまり難しいことを考えないで視聴できる作品でした。ただ、登場人物のほとんどは癖が強いので、合わない人もいるかも？！

◎ストーリーは気にしない

大御所の厳しい批評にあい、ヒット作に恵まれなくなった不遇の作家が、何とかして売れるために奮闘するドタバタ感多めの作品です。話の内容は、ストーリー展開が絶妙で引き込まれるよ。とかどんでん返しで感動的なストーリー。というわけではないです。小説家と編集者の関係みたいなのを描きたかった感じも受けましたが、どちらかというと長編のコントを観ているような感覚で観ていました。（こう感じる人はきっと多いと思われます）正直、大爆笑するといった内容ではないですし、人によって好みの分かれる笑いでもあります。とはいうものの、館内はクスクスという笑い声は多くでていたため、作品としては成功の部類に入っているのかと思います。

◎役者に味あり

主演ののんさんは良いい意味で癖のある演技をして好感を持てました。とにかく感情の起伏が激しい役をうまく演じていて、朝ドラ時代とは全く違います。とにかく服装のよく変わる役柄で、ファンの方ならたまらないのではないかと思います。また、ライバル？作家の役を演じている滝藤賢一さんが素晴らしく、安定の名演技を見せてくれます。また、のんさんの朝ドラを観ていた方ならば胸熱な役者さんである橋本愛さんも出ていますので、そこも注目です。

◎最後に

あまり深く考えないで観ることをお勧めします。私は事前にある程度の情報を入れて、そういう気持ちで観た結果、とても楽しく視聴することができました。
ストーリー構成が！とか、展開が唐突すぎる！等々、突っ込み所は満載です。しかし、この作品はそういうところは気にしないで観ることをお勧めします。