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共鳴 イェイツthe moods

TIME drops in decay, Like a candle burnt out, And the mountains and woods Have their day, have their day; What one in the rout Of the fire-born moods, Has fallen away? 時間は消え落ちる まるでろうそくが燃え落ちるように そして森林たちは 掛け値なしの日々を迎える 全てが一つになるのだ 起こる火たちのゆらぐ共鳴

    • 152円

      初めから 見えるのにね

      • until death()

        死にたいと思った。人生で初めて心から死にたいと思った。自分の身体のすべてにまとわりつく鎖のようなあれこれをすべて引きちぎって、いますぐにどこか誰も知らない場所に行って死んでみたかった。 地獄があるなら行ってみたいと思うし、先祖のもとに帰っていけるならば帰ってみたいと思う。あたしが先に死んで、あたしの愛しいあの人があたしと同じ場所に来れるならそれがどんなことより幸せだって思えるから。私がそっと目を開いたとき、そこは暗いくらい森の中であって、何人たりとも自分の行く先なんて知らな

        • No.e

          わたしとあなたを形作るための物語には果てることのない永遠の約束が必要になってくる。そこにあり続ける物語の方向性は必ずしも一定であって、そこに存在しているのはコメディであってトラジティでもあるし、背景のない無色透明なものでもある。私が何者でもなくなったとき、この物語は消え失せ、名前を失って、同時に形なんてものも失っていってしまうのだろう。人として形をととどめない、私は人と人の間を浮遊する魚のように泳ぎながら記憶の中で生き続けるのだと考えている。すべての人間が古代から持っている本

        共鳴 イェイツthe moods

          過去とは何者なのか

          私はことあるごとに考えるのだが、小説や映画または現実でも申し分ないのが、「過去」という者の正体とは一体何なのだろうか。私たちは言うまでもなく今まで歩んできた時間や思い出、“過ぎ去ってしまった時間”に関してしばしば「過去」と呼んでいる。もしも過去に戻ることができるならば、あいつを殺して、、、だったり、宝くじの番号を、、、、みたいな。多くの過去改変ものの作品等で結構気軽に現代から過去に移動をしてみたり、タイムパラドックスを気にしないで過去をかえてしまったり、祖父殺しのパラドックス

          過去とは何者なのか