塾講師が語る「中学受験成功への道」姿勢づくり編
まえがき
沖縄県内で中学受験の指導をする現役塾講師である筆者が中学受験の効果的なすすめ方を著しています。中学受験を視野に入れようかと考えているお子さん、本格的に対策をスタートさせているお子さんの一助になれればと思い執筆しました。
中学受験を実際に指導しているなかでより効果的な学習環境をどうすれば整えられるのか、生徒指導や父母面談などを通じて得られたポイントを共有します。
中学受験に向けて子どもたちがのびのびとしかも効果的に取り組める姿勢づくりとはどのようなものか。学ぶ環境や姿勢に対する考え方は個々人によって異なりますので、ひとつの意見としてとらえていただき、そこからお子さんにあった形ですすめてもらえればと考えます。
志望校合格にむけて充実した受験勉強となることを祈ります。2024年1月執筆。
中学受験姿勢づくり編
合格する子どもと親の姿勢
これまで多くの子どもたちやそのご父母と面談などで話をしてきて、途中であきらめることなく合格にたどりつけるご家庭における共通点を書き出してみました。
地域の中学受験を知り尽くす地元の進学塾に入ることで、その出題傾向などの情報は的確に入手できます。受験が近づくと過去問題なども多くこなし出題傾向をつかめます。その時期になる前の段階として過去問題が解けるようになる学習カリキュラム、定期的なテストで指導をしていきますので効果的な学習が可能になります。
ただ、同じように塾で受講しているにも関わらず、学習した内容を確実に定着させる子どもたちもいれば、そうではない子どもたちもいます。その違いは能力の差と言ってしまうとそこまでなのですが、その差はどこからくるのかを考えたとき、次の姿勢にポイントがあります。
学ぶことが好き→教科学習だけではない
のびのびと勉強できる環境→中学受験を意識しすぎない
大人との会話に接する機会→言葉や感覚が国語力へ
責任感と丁寧さと積極性→やるべきことを確実に
負担感を感じにくい性格→先を意識しすぎない
すべてが成長という感覚→失敗をどうとらえるか
実際に子どもたちを指導し、父母面談などで感じた内容を詳しく説明します。これらの内容は受験をする子どもだけではなく、お父さんやお母さんの姿勢が大きく関わります。学ぶ環境や姿勢を子どもだけでは整えることはできません。
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