物忘れ日記 ときどき猫とか本とか映画とか:Vol. 15 忘却のかなたより


九州から届いた果物・野菜応援団


野菜高騰の今日このごろ。

「きゅうりが手に入らないのなら、トマトを食べればいいのに」
と、かつてのフランス王妃のようなことをつぶやいてみても、トマトではきゅうりの代わりにはならないのが現実。きゅうりが食べたいときには、やはり、バリバリときゅうりを食べたいし、他のものでは替えがたい。

他に食べるものがあるんだったらいいじゃないの、何をゼイタクなこと言っているのと戦中派の母の声が空の上から聞こえそうだが、お財布の中身と食べたいものを天秤にかけてはためいき。これを煩悩というんだろうか。

そんなことを知ってか、知らずか、佐賀在住の義姉が果物と野菜の応援団を送ってくれた。元気のよい野菜たちの値札を見ては、東京とは違いすぎる値段に驚きつつも、まぁ、これに送料やらなにやらプラスされると東京のスーパーで見かける値段になるのよねと、またしてもためいき。

ここで本題。本日の物忘れ。お野菜の応援団の中に入っていた「ズッキーニ」の名前が出てこなかった。えっと、なんだっけ、あの「きゅうり」みたいな野菜は?

そんなことを思いめぐらすこと5分ほどで、無事「あ!ズッキーニだ!!」と思い出すことができた。

ここで安心してはいけなかった。それから2,3時間たって、「あの野菜で何つくろうかな?」と思ったときに、ふたたび「あれ?なんだったけな?あのきゅうりみたいな野菜は?」となってしまった。そのときも、なんとか無事「ズッキーニ」という名前を思い出すことができたので、これは「物忘れ日記」に留めておかねばと書いてみた次第。

忘れたり、思い出したり、また忘れたり。そして、そんな自分にあぜんとしたり、呆れたり。ま、それも生きているということよね、と気を取り直してみる。


どんなときもココロに花を咲かせましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?