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マンガの制作環境
マンガに関わらず、制作生活全般において、まだスタート地点であるけれど、文房具や画材は、使う人や場面によって使い分けをするものだ、と理解してはいるので、制作者として中の下、くらいのレベルには位置づけていいはずだ。
この記事はマンガのメイキング記事の最後に紹介していたのですが、記事が長くなりすぎるので、いつか分離させたいと思っていました。ツールはツールとしてまとめておく記事を残そうと思います。
制作環境
ネームやアイデア出しは主にアナログで行っています。本番はデジタルで仕上げ。ご多分に漏れず画材・筆記具大好き…。パソコン作業も同じくらい好きですが。モチベーションを上げるためにも、できる範囲で金に物を言わせる。これが大人の趣味のいいところだと思っています。
デジタル作業環境
下書きをスマホのスキャンアプリで取り込んで、ペン入れと塗りの工程をデジタルで行っています。原稿用紙や周りが汚れないし、使いたい色やブラシを使い放題だし…もう言うことないっス。原画というものがないのはちょっとさみしいですが。
💡iMac・・・性格的に、ディスプレイは大きければ大きいほどいい。
💡CLIP STUDIO PAINT EX・・・複数ページを一括管理できるので、複数ページの漫画はEXが便利だと思いました。月額でサブスクしています。1ページサイズはB4。無駄にデカイ。カラーだからなおさら重い。
💡One by Wacom・・・ペンタブ操作に手応えを感じるまでは3日、慣れるまでは第一話が完成する、3週間くらい。筆圧調整なども細かく行ってます。
アイデア出しの道具
✎ノート・・・大学ノートサイズじゃなくて、A5が気に入っています。小さめだから、すぐ埋まって、作業が進んだ感がある。罫は正方形か無罫。紙はクリーム色がいいな。ツールの設定から、キャラの設定から、アイデアから何から全部一つのノートに描いて、付箋を張って探し出せるようにしています。
✎シャーペン・・・本体のメーカーはPILOT。芯の出る先が製図用みたいに細くなっている。ホントの製図用のは重い・・・。芯はuniのSmudge-Proof 2B。手などでこすって黒くなるのが軽減されているらしい。
✎鉛筆・・・柔らかく描きたいとき用。EBONY PRISMACOLOR - JET BLACK, EXTRA SMOOTH。もはや名前がかっこよくて買っただけ。
✎ブラシペン・・・ラフに速く描きたいとき用。筆圧が弱くても高速で描けるブラシタイプのイラスト・製図用ペン。メーカーはコピックかピグマを試し中。色は黒。
✎ねりけし・・・ぼかし用じゃなく、修正用に使っています。消しカスが出ないのに、色延びせずちゃんと消せる。消しゴムのカスを払うのが嫌いなので、彼らを抱きしめて連れ去ってもらうときにも使う。
✎星の立体モデル・・・粘土で自作。意外と、そのまま書き写すと、星ですら固まって見えるから、俯瞰とかアオリの参考程度に使っている。
ネームを描くときの環境、画材
傾斜台・・・マンガを何話分か公開した時点で気が付きました。下書きの完成度を上げたほうが、ペン入れや塗りが楽になると …当たり前ですよね…(それまではアタリだけつけていれば、本番で天使が降りてきて、奇跡の連続で美麗な絵が完成すると思っていた。仮にそうだとしても、下書きのクオリティが高ければ高いほど、奇跡パワーも底上げされるはずだ)。机に紙を直起きしたときの作画の歪みとか、ずっと下を向いて作業をすることでの体の歪みとか、いろんな歪みを一発解決するための強力な助っ人です。
A4がちょうど収まるくらいの小さめサイズですけど、別な作業をするときはよけておける。なんと言っても見た目だけプロみたい。
・オキナ株式会社のProject Paper A4・・・罫が方眼のノート。わりとどこにでも売っていて手に入りやすい。これにプロットを描く。ネームの前のネームみたいな。
・.TooのPM PAD WHITE A4・・・スキャン用のネームを描く。そこそこ高価(50枚で750円ほど)。こんな高い紙じゃなくてもいいはずだけど、適度なザラつきとやわらかさ、丈夫さ、消しやすさ、全てを兼ね備えている。
ほんとのトレーシングペーパーほどではないとおもいますが、透過性があって、下敷きにコマ外枠のテンプレや4コマ用のテンプレを敷いて、難なくトレースできる。愛おしい…。
他・参考図書など
CLIP STUDIO PAINT デジタルマンガ&イラスト道場・・・クリスタでイラスト(一枚絵)を美しく描くための教本は山ほどあるけれど、製本用語(?)含め、漫画を描くための情報が網羅されている本は少ないんじゃないかと思います。本当のパソコン初心者には、もしかしたら難しいのかも?
マルマン・Mnemosyneの外カバーつきレポートパッド・・・何年も前に買って、その時の生活では使い勝手がしっくり来なくて、ずっとしまい込んであった。マンガ制作によって、はじめてパッド(中のノート)を使い切ることができました。外カバーが下敷き代わりになる。
猫・・・私事ですが、マンガ制作序盤で、写真に写り込んでいる方の猫じゃない方の猫が、一匹、15歳で天に召されました。つきっきりで看病したり、死を悼んだりで、マンガ作業するヒマがなかったので、noteの寄稿者さんがたの記事をなんとなく読んで、束の間の笑いと癒やしをいただきました。そのなかで、クリエイターによる自身のマンガの解説記事があり、自分の漫画にも解説をつけようと、気づきをいただきました!感謝⭐
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