もやい展2021東京、終了しました!
「有料」とありますが、基本的に全て無料で読めます。今後の取材、制作活動のために、カンパできる方はよろしくお願いします。
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もやい展2021東京(タワーホール船堀)は、大盛況で幕を閉じました。来てくださった方、気にかけてくださった方、皆さまありがとうございました。また、数十人のボランティアの方々に支えられ、高所作業もありの搬入出作業は信じられないほど負担も少なく、素早く終わりました。皆さま、本当にありがとうございました。
(小林憲明「ダキシメルオモイ」)
(金原寿浩)
(安藤榮作)
(山内若菜)
(搬入終了後、ボランティアや作家のみんなで記念撮影)
震災から10年の3.11を過ぎた4月の開催ということで、3.11直前に開催した前回のもやい展金沢と比べ、展示期間中のメディア取材は少なかったと思います。しかしそんな時期だからこそ、開催したことの意味は大きかったように思います。とかくメディアは節目を設けたがり、それ以外の時期は忘却の彼方へ追いやろうとしますが、原発事故は現在進行形であることを、僕ら「もやい族」は示せたように思います。泥臭く地べたを這いつくばりながら、「悶え神」として、それでいてちゃんと芸術へと昇華した形で表現出来たと思います。
(鈴木邦弘)
(加茂孝子)
(矢成光生)
(イベントスペース)
(中筋純「ストリートビュー」)
(みんなのデータサイト)
4233人。コロナ禍にも関わらず、8日間でこれだけの人が訪れてくれた。中には開催を待ち望んでいた人もいるし、たまたま立ち寄っただけの人もいる。そんな人たちの心を、それぞれの作家が共鳴し合って、まさに揺さぶったと思います。コロナでなければ来場者数は5千人を超えたかもしれません。
(津島佳子)
(小林桐美)
(ウッキー冨士原)
(片平仁)
(加茂昂)
(「福島の眼」)
(大塚久)
(冨士原史香)
(入口エントランス(中筋純))
このもやい展が他の震災をテーマにした展示会と違うのは、原発事故と真正面から向き合っているだけでなく、原発事故の被害を受けた当事者が直接関わっていることだと思います。
原発事故被害当事者はこれまで10年間、政府や東電、学者などに、様々な形で攻撃され分断されてきました。中には疲れ切って口を噤んでしまう人もいると思います。10年経ったからこそ、非当事者である僕のような者が、丁寧に取材し当事者とコミュニケーションをとりながら、伝承していく時期が来たと感じています。もやい展という場は、それが出来ている空間だと確信しています。
個人的なことでは、やはり前回同様、絵本ということでどうしてもファインアートに見劣りするのではないかという危惧はつきまといました。8日間の間にも、メンタル的に負けそうになる時がありましたが、仲間たちの声や僕の作品の前で涙を流す人、そして主催の中筋さんらのサポートもあってなんとか自信を保つことが出来ました。次は何か新しい試みができればと思います。
(あがた森魚さんは7日間ももやい展に足を運び、ライブパフォーマンスを何度か披露、出展作家とのコラボレーションも繰り広げた)
(小出裕章さんも、前回金沢同様、会場を訪れてくれた)
もやい展2021東京は8日間で幕を閉じましたが、もやい族はまたいつか集まって、多くの人に様々なメッセージを届けられると思います。そしてみんなでもやいながら、原発事故に伴うたくさんの不条理、理不尽と立ち向かっていけたらと思います。
(最終日のダンスパフォーマンス)
改めて、皆さま、ありがとうございました!
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