【帰還困難区域で採取した牛骨の分析についての途中経過】
昨年10月、双葉町の中間貯蔵施設内で、東京新聞の山川剛史さん、いわき測定室たらちねの水藤周三さん、東大名誉教授鈴木譲さん、双葉町の鵜沼久江さん、そして僕で、海水と地下水の採取を行ないました。その分析をいわきの測定室たらちねさんと、東大の小豆川研究室に依頼しました。その結果は、同年12月に東京新聞で既報のとおりです。
その際、海水だけでなく、鵜沼さん宅の牛舎にて餓死したとされる牛の骨も採取し、そちらの分析も依頼していました。
セシウムなどの骨の汚染状況は昨年中に結果がわかり、既にFacebookなどでもお伝えしましたが、
今現在、この骨はオーストリアのウィーン工科大学の原子力研究所にあります(小豆川さんの尽力によるもの)。そこでは、ここ日本の最高学府である東大でも、諸事情によりなかなか出来ないレベルの分析が行われる予定となっているそうです。非常に有意義かつ画期的なものになると期待しています。
僕のひょんな思いつきからここまで事態が発展したことに、とても驚いています。最初に全てをセッティングしてくれた山川さんをはじめ関係者の皆様に感謝するとともに、今後の推移を見守りつつ分析結果を待ちたいと思います。
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