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作品ということば。
おととい、僕の住む南畑地域の工房で、陶芸の体験をさせてもらった。
自由でユーモアあふれる作風の工房だったから、こちらもようしと好き勝手につくれる。粘土をこねながら、あれしてみよう、これしてみようと楽しい。
できた作品を囲んで、みんなの話に花が咲く。
笑ってくれたらとてもうれしい自分がいて、作品って自分を伝えるもう一つの言葉なんだなと思った。
ある人は器で語り、ある人は音楽で語り、ある人は抽象画で語る。外国語以外にも世界には無数の芸術言語が飛び交っていて、その発信者と受信者がいる。
人の感じるしあわせのうち、「わかってもらえた」という喜びはかなり上位に来るものだと思う。芸能言語は、より深く、本人にしかわからないはずの場所で他人に理解される奇跡を生む。
だから僕は人の作品に触れるのが好きなのかもしれない。
それは、じっくり話をきくのと同じような感動を僕に与えてくれるからだ。
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