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距離があるから親しくなれる。

先週に続き、今週も日本テレビ『アナザースカイⅡ』で那珂川市が紹介された。

僕の住む南畑地区がいっぱい紹介されて興奮した前編に対し、後編の今回は9月に移住して以来、感じてきたことを言葉にしてもらったような回だった。

特にそうだ!と膝を打ったのは「家と家のあいだに適度な距離があるから、人と親しくなれる」という話。

那珂川市に来て以来、いろんな人に本当によくしてもらっている。
しかもその関わりが近すぎず遠すぎない「ちょうどよい距離」で、なんでかなと不思議に思っていたのだけれど、家と家のあいだにスペースがあるからと言われて、なるほどと思った。都会にいた頃の僕らは、隣家が近すぎて「離れたいのに近づこうとしている」状態にあったのかもしれない。そういう無理がこの土地にはないのだ。

加えて、豊かな自然に囲まれていることも大きいと思う。
ある友人は「南畑にいると正直になれる」と言っているし、南畑美術散歩のためにインタビューした作家さんは「お山が人を素直にする」と言っていた。家と家だけでなく、人と自然のあいだのスペース(余白)を意識することが多いのも、気持ちのゆとりにつながっているのだろう。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、落ち着くために那珂川に移住したいわけではなく、変化と進化のための刺激を求めているという。

ナカムラボ

ここに引っ越してきて二ヶ月。
いわゆる田舎にイメージされる「のんびり」した感じでなく、なんだか次々に面白いことが起こりそうな「若さ」を感じていたのだけれど、それも先のゆとりがあるおかげかもしれない。

土地と人のあいだにたっぷりスペースがあるから、安心できる。正直になれる。そして、嘘のない自分でいられるからこそ、変化と進化を繰り返し、常に刺激的でいられる。

若さというのは、重ねた年数ではなく、そこに存在するものがいきいきとしているかどうかの指標なのだ。

世界を

番組の最後に登場したこのメッセージは、世界なんて考えたこともなかった自分の視界をぐいーっと引っ張ってくれた。すごいすごいと思ってはいたけれど、それでも足りないぐらいの可能性が、ここにはあるのだと教えてもらった気がした。

ありがたい番組だった。
そして、なんか、ほんとすごいところに来ちゃったよなあ。

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