【緊急】オドーアが退団したので、運用を練り直そう
いや〜、笑いました。
これを書いてる時点から数時間前、突然ルーグネッド・オドーア外野手の退団が発表されたわけですが…まあこんなもん草生えますよ(笑)
沖縄キャンプから合流して1ヶ月半くらい、まさにスピード退団です。二軍再調整を要請した阿部慎之助監督に対し、これを受け入れなかったと。これだけ見るとなんだこいつはと思ってしまいますが、Twitter(現X)でフォロワーの方が「オドーア選手はDFAのような感覚で退団を申し出たのではないか」と仰られていて、それが妙に納得行ってしまいました。
確かに二軍はMLBでいうところのマイナー落ち、40人枠から外れたようなものですし、それなら試合に出れるチームに行こうというのは外人選手であれば当然かもしれません。なのでそれに対しては特に何も思わないのですが。
問題は戦力面ですよね。
僕は以前、このような記事を書かせていただきました。
その中で僕は、オドーア選手をオリックス・バファローズのマーウィン・ゴンザレス選手に例えまして。打撃はおそらく微妙でしょうが、ライト、セカンド、サードの3ポジションを守ってくれれば打線のクオリティを最大限に保ちつつ戦える。そう考えていたんですね。
あの時はまだキャンプ前で、新戦力の力量がわからなかった頃。オープン戦で大活躍した佐々木俊輔外野手もこの頃は映像すらほとんど見た事なかったような状況でしたし、やはり1人ちゃんと最低限の仕事をしてくれる選手がほしかった。と、阿部監督も考えていたと思うんですよ。
↑の記事でも書いたとおり(と言いつつうろ覚えなんですが)、オドーア選手はおそらくOPS.6後半〜.7ちょいぐらいに留まるだろうと予想しておりました。オープン戦の姿を見ても印象は変わらなかったので、まあシーズンでもそれぐらいだったと思います。
で守備は…まあ頑張ってはいたかなと(笑)24日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦を観に行った際にはスライディングキャッチを見せてくれましたし、動きは他の選手に比べると正直劣っておりましたが、まあちゃんとやろうとしているのは感じられた。
2020年にヘラルド・パーラという選手が在籍していましたが、彼と打撃スタイルも守備も似てたような気がします。
OPS.7弱くらいの打撃とパーラ選手くらいの守備力。そしてユーティリティ性。本来であれば本当に最低限くらいの仕事はしてくれるかなと、そうであれば退団を惜しむべき選手なのでしょうが…。
正直僕は今、全然彼の退団を惜しんでいません(笑)
というのもオープン戦を見ていて、何人かの選手が目につきまして。
一人目は言わずもがな佐々木選手。最初はフォームがわけわからなさすぎて「これ本当に打てるのか?」と思いましたが、おそらく変化球に振らされないよう引き付けて打とうと考えた結果なんでしょうね。身体能力の高さから繰り出される力強いスイングは速さもあり、可能性を感じさせます。
また脚力や守備力も素晴らしいものを持っており、オープン戦途中から僕もやっと彼の素晴らしさを理解できました(笑)彼ならOPS.7前半くらいは可能だと思います。
浅野翔吾外野手は昨年発症したヘルニアにより三軍キャンプスタートとなりましたが、順調に回復し教育リーグではホームラン!その後二軍の公式戦を経て先週から一軍に合流。千葉ロッテマリーンズ戦ではツーベースを放ちました。
彼の場合ポテンシャルを既に去年見せてくれているので、あとは体力面だけですね。通年やれば.650ぐらいやれると期待してます。
萩尾匡也外野手はこの中では正直一番打撃に期待してないんですが、守備走塁に関しては獲得時から見違えるほど成長しましたね。二軍では去年活躍しましたし、12月の台湾ウィンターリーグでも結果を残しました。オープン戦では.280 1本OPS.761ですか。まあシーズンでは.6行けばいいかなと思いますが、まだ2年目なので使う価値はあると思います。
泉口友汰内野手は一番予想外でした(笑)内野どこでも上手にこなせて、その上バッティングも意外と良い。もちろんシーズンで飛び抜けた成績を上げるとは思ってませんが、それでも.6前半くらいは期待できると思います。
若手に過剰な期待を持つ気はなかったのですが、おそらく予想した数字はみんなクリアしてくれるんじゃないかと思うんです。でオドーア選手は.7弱の予想。僕の中ではライト、セカンド、サードを守ってもらう予定でしたが、セカンドサードを泉口選手に充てがえる。ライトは浅野萩尾選手を週2くらいずつ使えばオドーアの穴を埋められる。
予想成績が同じくらい(佐々木選手以外はオドーア選手が少し上ですが)で、4選手ともオドーア選手より守備力は上。
…じゃあ別によくね?
となってしまったわけですね(笑)
では、これを踏まえてスタメンをどう編成すべきか。
・若手だけではない。スタメンには◯◯選手が必要
まず、個人的な基本スタメン(開幕〜4月くらいまで)の予想を書きます。
僕が勝手に書いてるだけなのでまったく違うかもしれませんが、まあでも遠くはないかなと。
まず打線は明らかに右打者不足なので、3人は確保する必要がある。もちろんデータ的に左が弱い先発相手なら減らしてもいいんですが、逆に得意な投手相手では困りますよね?
とすればとりあえず開幕してから20試合くらいは浅野、萩尾を8番で併用してバランスを保つのもありかなと。3〜7番はある程度計算できる打者で固められますし、8番でなら余裕を持って打席に立てるでしょう。
しかしこれは基本型。個人的には、スタメンを固定してほしくはありません。
坂本勇人内野手、丸佳浩外野手は今年でそれぞれ35歳を超えます。更に本拠地は人工芝。年齢を考えると、週に1度は休んでもらいたい。
更に大城卓三捕手も、ポジション故に定期的な休養日が必要でしょう。
3人それぞれ別日に休ませたとして、では浅野選手、萩尾選手、泉口選手を同時に出すのか?と考えると…まあ少し怖いですよね。どうしても火力が不足しているように感じますし、そこまで信用はできない。
では二軍で調整中の秋広優人内野手はどうかと考えましたが、彼を必要とする時期は必ず来るでしょう。しかし今は焦らせたくない。秋広選手はキャンプから阿部監督指導の元打撃改造を行っていて、今はそれを試している時期だと思うんです。ならば、もう少し待ちたい。
と考えると、やはり実績のある選手を1人代役で入れる必要が出てくる。その代役をできるのは、この選手しかいないのではないかと思います。
坂本選手と同い年のベテラン、梶谷隆幸外野手ですね。
梶谷選手は度重なる怪我もあり、規定打席立てるほどプレーできるとは思ってないんですが、それでもまだ打撃センスは衰えておりません。
丸、坂本、大城選手の休養日にのみ代役でスタメン出場してもらうくらいなら、おそらく可能なのではないかと。また梶谷選手であれば打線のクオリティを最低限保つ事ができますし、相手からしても怖くない打線という印象を持ちにくくなるだろうと。やはり若手ばかりだと投げやすいでしょうからね。
以上を踏まえ、スタメン配分とオーダーのパターンを考えてみました。
センターで佐々木4/6、浅野2/6くらいの配分。ライトで浅野、萩尾、梶谷選手をそれぞれ2/6ずつ起用し、丸休養時のレフトは梶谷選手。吉川、坂本選手が休む時には泉口選手を宛て出場機会を確保。
佐々木選手センター時には基本浅野萩尾選手がライト。梶谷選手ライト時には浅野選手がセンターに入れば左右バランスを欠く事なくスタメンを組めます。
週5試合の時は坂本丸大城選手にはずっと出場してもらい、梶谷選手には代打待機してもらいます。
こうすればとりあえず4月は乗り切れるだろうと。もし萩尾選手が打てなかった場合はオコエ瑠偉選手と入れ替えて、秋広選手がいい感じになってきたら一軍に上げ梶谷選手のスタメン枠で起用する。こんな感じで良いと思いますね。
オドーア選手の退団はむしろスタメンのバリエーションを増やす、いろんな選手を起用できるという意味でプラスに働くのではないかと考えています。そもそも外人野手はいらないんじゃないか?(オドーア獲得前)という話は別の記事でしているので、良ければそちらもご覧ください。
というわけで、今回は以上です。いやはや、今日は実に面白い日でした(笑)オドーア選手は急な退団となりましたが、特に恨みも何もないので新天地で頑張ってもらいたいですね。
開幕はもう3日後。3連戦は全部行くつもりです。新しいチームの姿を見るのが今から楽しみで仕方ありません!期待しながら今シーズンを見守ろうと思ってます。
それでは皆さん、またの機会にお会いしましょう〜。