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ワインの飲み方分かってますか?

本日は珍しく雑談ですw

ほぼ全ての日本人が間違った飲み方をしてます。

グラスのもち方は正しくは”ボウルを持つ”です。

日本ではステムを持つのがスマートと認識されているようですが、ステムを持つグラスの持ち方はテイスティング用です。

国際的に見ると、晩餐会のマナーではボウルを持つのが正式です。

海外のセレブがパーティーでワインを飲んでいるシーンを見ると、全てボウルをもっています。

そもそもステムは指先が緊張して飲みにくい。

現代のようなガラス製のワイングラスは、1950年代後半、ガラス製品の高い製造技術を持っていたリーデルが始まりと言われています。

100年経っていません。

ステムをもつ理由に「熱が伝わるから」ともいいますが、それも間違っています。

そもそも、白ワインでさえ冷やして飲むのは超近代的な新しい飲み方です。

何故なら、日本の冷蔵庫の出現は昭和5(1930)年に東芝 東京工場で完成した日本最初の家庭用電気冷蔵庫です。

100年も経っていないからです。

もちろん、太古の時代からワインの保管は冷暗所で保管されますが、冷蔵庫がないのだから、飲む時にはほぼ常温状態に近づきます。

ワインの起源は紀元前8,000年であり、ワイン文化圏の方々にとってワインは常に常温で飲むものなのです。

こう言っても、日本の飲み方でいいじゃないと意地を張る人が、世の中には必ずいます。(「好きにして下さい」という話です)

私は、その国の文化というものは、どんなにグローバル化しても、その起源である国の考え方や様式を尊重するべきだと思います。

ワインにも何千年の歴史の中で、出来あがった”ワイン文化”があります。

その文化をまねることで、本当のワインのことが学べるのです。

別の例え話として、日本人はパスタを食べる時、よくスプーンとフォークを使いますが、イタリアやフランスでそんなマナーは見たことありません。

また、日本でビジネスのカジュアル化というと、おじさん達は勤務先でもポロシャツ来たり、ゴルフウエアー着たり、最悪はアロハ(ある公務員の実話)を着たりしますが、私からすると最低のセンスです。

”カジュアル”の意味を履き違えて、DOレジャーやDOスポーツとビジネスでのカジュアルを全く区別できてないのです。

本当の意味で、暮らしが豊かになるということは、だんだん生活が「洗練」されてくるものです。

様々なTPOによって洋服を選択することが、欧米人がつくり上げた、本当の意味の「豊かさ」なのです。

そもそも、日本人は明治時代から洋服を着るようになった。

日本人の5万年の歴史においての文化的な背景として、洋服文化は近代のものです。

だからこそ、謙虚に欧米人の洋服文化を学ばなくてはいけません。

外人が”着物”を着る時には、日本の様式を学んで欲しいのです。

TPOで機能面や用途面での多様性を、楽しむことこそ「先進国」に相応しいファッションだからです。

ビジネスとDOレジャー・DOスポーツを区別しないのは、全く日本の男性のセンスがグローバル化からかけ離れているということです。

立場を変えて、日本文化を外人がでたらめな形で変化させていたらどうでしょうか。

外人が食べる和食の場合、鮨屋でネタだけ食べ続ける人がいたらどうでしょう。

日本人は「刺身を注文しろ」と思うはずです。

握りに、ソースが好きだからと言って、ソースをかけて食べる外人がいたら、「そんなの寿司じゃない」と嫌悪感さえ感じるはずです。

和食の高級会席で、全ての料理を全て並べてから食べたいと言われたらどうでしょう。(実際にあった中国人が起こした話です)

つまり、文化というのは、文明とは違うのです。

文明は、機能や効率を重視した考え方です。

文化というのは、機能や効率よりも、長年に渡り築き上げられた、その様式やしぐさや作法に、美や伝統(歴史)を感じさせるものだからこそ、素晴らしい価値があるのです。

従って、ワインの文化もユーロ圏の作法を謙虚に学ぶべきだと思います。

日本には、日本酒を飲む時の作法があります。

素直に古き良き伝統的な文化を学びマスターした結果として、「新しい文化づくり」にチャレンジすることがあるとしたら、本当の意味での革新だと考えます。

しかし、伝統的な文化を変えるまでには、さらに何十年・何百年もの時が必要かもしれません。

文明最優先になりがちな現代だからこそ、様々な国の文化の違いを、お互いの国が尊重し合い、大切な国の財産であり宝物として守り育てていくことこそ、これからの時代の「真のグローバル化」だと感じます。

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