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あなたは、100年生きる時代、栄養の摂り方を間違っていませんか

安心・安全や健康は、誰でも望むものです。

しかし、真剣に考えている人は意外と少ない。

与えられた大手メディアの情報だけに頼って、自ら学ぶ人は少ないのです。

大手メディアの健康情報は、医者、製薬会社、食品メーカー、健康関連メーカーなどの利権に沿うものであることが大半となってしまいました。

日本は、100年生きる長寿国です。

しかし、寝たきりや介護が必要な人が、増加傾向にあります。

介護の平均は年数は7年です。

当然長寿になると膨大な医療費が必要となります。

このままでは財政破綻も予測されます。

そうなると、当然アメリカと同様に、日本の医療費も高額となることは明確です。

そういう悪循環にあるのが日本の現状です。

結論から言うと、日本はアメリカの政治を巻き込んだ一つの事例に学ばなくてはいけません。

1977年に医学界では有名なマクガバン・レポートがあります。

アメリカがこのような膨大な調査に取り組んだ目的は、経済危機を何とかしようとしてのことでありますが、調査会の委員長であるマクガバン氏によりますと、

「どれほど巨額の医療費を注ぎこんでも、それで国民が少しでも健康になれればいい。

しかし事態は全く逆で、このまま推移すれば、アメリカの国そのものが病気のために破産してしまうだろう」


といった悲痛なまでの深刻な事態があったわけであります。

そのレポートをキッカケとして、医療費が高額なアメリカで、予防医学を普及させようという認識が広がりました。

つまり、病気にならない身体をつくるのです。

アメリカの食事ガイド・ライン委員会の指針があります。

食べる食品の種類を多くという項目も加えてこう述べています。

 「人間の生存および健康維持のためには40種類以上の栄養素が必要である。

つまりいろいろな種類のビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸などがそれである 。

またエネルギー源としての炭水化物、脂肪、タンパク質も必要である。

これらの 栄養素はバランスのとれた食事によってとられるものであり、

そのためにはいろいろな種類の食品を食べる必要がある。」

アメリカでは小学生でも予防医学としてのサプリメントを学んでいます。

体調が悪い時は自らサプリメント(補助食品)で体調管理をします。

米国のドラッグストアーに行くと分かりますが、栄養補助のためのサプリメントは、日本の何倍もの種類と量があります。

一方、日本はどうかと言うと、病気になればすぐに、「病院に行きなさい」と言われてきました。

医療費が安い(タダ)から、自ら予防医学を学んでこなかったのです。

そのつけが日本人の医療費の急速な増大となっているのです。


医療費の補助は政治の役割ですが、これからは、年金の破たんも含めて考えると、明らかに政治に頼れない状況です。

そうなると、アメリカと同様に、自分の健康を自分で管理し、病気にならないように予防する知識を、身につけなくてはいけなくなりました。

予防医学とは、

『疾病の発生・経過・分布・消長とそれに影響をおよぼす原因を 研究し、疾病の予防を行うことや、病気になりにくい心身の健康増進を図るための学問で、

狭義には、「病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作る。 病気を予防し、健康を維持する」という考え方に基づいている医学といえる。』


と定義されています。

人間ドックも予防医学の一つです。

それよりも大切な予防医学の考え方は、病気の原因を日常生活でつくらないことです。

日常生活とは、食事と行動習慣が問題となります。

人間が365日続けなければいけない大切なことは食事と睡眠です。

睡眠不足で人は死にません。

しかし、食事は先ほどのレポートのように、正しくとらなければ、病気になり、寝たきりになったり、死を早めます。

食事で一番大切なことは、先ほどのレポートの通り、40種類以上の栄養素を摂らなくてはいけないということです。

これが、健康維持の基本です。

しかし、現実に食事で全ての栄養素を賄えるかと言うと難しい。

理由は二つあります。

一つは、食事が偏っている。

もう一つは、摂る食材の栄養素が減少していることです。

食事が偏るのは、色々な世界中の食事を選べるようになったことが原因です。

和食・焼き肉・イタリアン・フレンチ・韓国・中華・タイ・ファーストフード等々

いくらでも食事を選べる豊かな時代になりました。

しかし、食事の種類を選ぶことと、必要な栄養素を摂ることとは無関係です。

むしろ、脳が騙され、栄養は摂れていると勘違いしがちです。

二つ目の食材の質の劣化とは。

たとえば、野菜や果物や肉魚が本来持っている、ミネラルやビタミンが減少しています。

人工的かつ経済優先で、あらゆる食事を楽しみたい時代に、本来の栄養素(量)をもつ食物を期待することは出来にくくなっています。

国内では、化学肥料(窒素・りん・カリウムなど)による食物の栄養素不足や過剰な農薬害の問題もあります。

現代生活(栄養素)でもっとも摂りにくくなったものに、ビタミンとミネラルがあります。

たとえば、ミネラルが豊富だと言われてきた野菜は、50年前に比べて5%~40%減少しています。

ニンジンのカロチンは40年前の1/5、ほうれん草のミネラルは40年前の1/10など。

日本ガン発生率は上昇してますが、アメリカのガン発生率は減少しています。

その主要な原因のひとつとして、約40年前からサプリで、ビタミン・ミネラルを進んで摂るようになったからです。

アメリカの最新研究だと、ビタミン・ミネラルの1種類の過不足で、10の病気になることが判明しています。

ビタミン・ミネラルは栄養を送る桶の役割をしています。

つまり、ビタミン・ミネラルが1種類でも足りないと、そこから全てこぼれ出てしまうということです。

現代の生活でたんぱく質や炭水化物や脂質等のカロリーは充分に摂れていてりるのが実態です。

予防医学的にいうと、生活習慣としてビタミン・ミネラル不足ならば、サプリメント(補助食品)でビタミン・ミネラルを、摂らなくてはいけないということにもなります。

しかし、ビタミン・ミネラルをサプリメントで摂るには、大切な条件があります。

それは、天然のビタミンやミネラルでないと、その効果が少ないということです。(従って、毎日の食事で摂ることが最優先課題ですが)

日本のビタミンや・ミネラルのサプリメントは安く作れる合成ビタミン・ミネラルが一般的です。

なおかつ、そのビタミン・ミネラルの吸収率も、5%~10%しかありません。

アメリカは予防医学が進んでいると同時に、サプリメントについても日本よりはるかに発達しています。

日本人は歴史的に、四季に育まれ食にも大変恵まれていました。

和食が世界でもてはやされ、ヘルシーフードと言われているのは、その食材の多様性と、世界一、海の幸・山の幸に恵まれているからなのです。

何万年もの生活環境(=食生活)が日本人の体を作り、遺伝的に継承し続けています。

つまり、和食を出来るだけ多く摂る事が、最も自然な食生活なのです。

しかし、経済的な豊かさと引き換えに、食も多様化しました。

自給率も先進国で最低になり、遺伝子的に受け入れ難い、欧米的な食生活が様々な病の原因ともなっていることも分かってきました。

昔から伝わり継承されている和食文化を大切(80%ぐらい)にし、毎日の多様化した食事(20%ぐらい)も楽しむという、バランスのよい食生活が100年生きる時代には必要となります。

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