「”甘いもの”を食べてはいけない」これだけの理由 〜人生100年時代の、本当に必要な健康・美容法〜
甘いものを食べると、15分間でドーパミンが出ます。
ドーパミンは神経伝達物質で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体です。
簡単に言うとすると、「快感や多幸感を得る」、「意欲を作ったり感じたりする」といった機能を担う脳内ホルモンのひとつです。
日本人の甘いものを食べる習慣は、戦後の米軍が配った「ギブ・ミー・チョコレート」から始まったと言えます。
例えば、甘いものを食べると15分で血糖値(120)が急激に上がると、250以上になる。
そうすると、急激にインスリンが出て50まで下がり、次にグルカゴン・コルチゾール(ホルモン)が出て血糖値を上げようとする。
この時に、軽度の鬱の症状が出てきます。
そうすると、直ぐに、また甘いものを摂ろうとするのです。
こうした事を長年に渡り繰り返すと、重度の鬱となります。
キレやすい、感情の起伏の激しい人になります。
甘いものを摂る”中毒症状”は本人も気付きにくい。
つまり、「疲れたら、甘いものを摂る」という感情を繰り返すことは、ある種の重い中毒症状といえます。
”甘いものを食べない”時代(5万年間)に、鬱病は無かったのですから、鬱というのは食事面で言えば”最近の病”です。
”甘いもの”の代表として、”砂糖”を思い浮かべます。
「そんなに砂糖は使わなくなったのでは」という疑問も湧きます。
それは、確かな事実です。
昭和時代には、コーヒーでも大量の砂糖を入れていた。
ケーキ・和菓子すらも、今から比較すると激甘でした。
それなのに、甘いもの中毒が蔓延している。
それは、砂糖の消費は減っても、加糖調製品は急増しているからです。
加糖調製品とは、砂糖に他の食品素材を混合した食品加工用原料のことを指します。
主にパン、飲料、ココア、粉乳、ソルビトール、水産練り製品、チョコレート、キャンディー・グミなどの菓子類など砂糖を含む製品に原料として使用される。
日本で使用が認められている人工甘味料は、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、 アドバンテームなどがあります。
さらに、見過ごしがちな甘い食べ物の代表として、”果物”があります。
現在の果物の糖度は、異常な高さです。
バナナ:20.0~21.0.
ぶどう:17.0~22.0.
ブルーベリー:16.3~17.4.
柿:15.0~18.0.
パイナップル:14.0~15.0.
温州みかん:10.0~14.0.
特に、戦後、果実の「甘くなる」品種改良をやり続けた結果です。
糖度を上げる方法として、植物に与える『水を切る』方法、カリウムを多く含む化学肥料や、鶏糞などの有機肥料の使用などもある。
例えば、昭和初期のいちごは、一般的に8~9度程度でしたが、現在13度を超えるものもある。
昔は、酸っぱくて、コンデンスミルクや砂糖をぶっかけて食べていたのです。
バナナは、ダイエット効果があるとか健康に良いとさえ言われているが、高糖質で消化が早いため、血糖値の急上昇と急降下を引き起こし、集中力の低下、疲労感などが生じます。
甘いものを摂取すると糖化がおこり、細胞を急激に老化させてしまい髪や肌にも悪影響がおこる。
美意識の高い(?)方が、スイーツや果物やお菓子を自慢げにSNSで投稿するのは、”偽物”だということです。
甘いものを止めなければ、鬱だけでなく、糖尿病、双極性障害、パニック障害、強迫性障害にもなります。