男性介護者が陥りやすい認知症介護
あんそくです。
男性介護者が陥りやすい認知症介護と題して、お伝えしたいと思います
仕事の延長線上で介護をし、完璧を求めてしまう
現在の高齢者の方は、仕事人間だった方が多いです。本当にそのことについては頭がさがります。
仕事も完璧に、ミス無く、集中して取り組まれていたと思います。
でも、その取り組み方を認知症に取り入れてしまうと、ストレスの原因となります。
そもそも、認知症の方は脳の能力低下によって失敗が増えたり、伝えても忘れてしまうのが特徴。
男性介護者は、仕事の要領で介護をすすめるので、完璧を、ミス無くを求めます。すると、奥さんが段取りよく準備できなかったり、料理の作り方をミスしたり、かたづけるところを間違えたりすると、イライラするのです。
そして、どうにか以前の妻に戻ってもらおうと、無理に練習させたり、叱咤激励します。
そのときの物言いや激励の言葉がどんどん強くなって、「この前もいったじゃないか。」「何でそんなこともできないんだ。」と妻を怒ってしまいます。
妻からすると、出来事は忘れてしまいますが、嫌な感情はは残ります。
そして、嫌な人認定を受けると、妻はあなたを避けます。防衛本能です。
せっかく頑張っても、完璧にしようとしても、無駄に終わります。
しかも関係性は崩れてしまいます。
そうならないためにも、
外部のサービスを使う
自分の時間をもつ
完璧を求めない
を大切に、介護にあたられてはどうでしょうか。
介護を抱え込んでしまう
男性はどうしてでしょう?介護自体を抱え込んでしまいます。
自分で乗り越えたいのです。
なので、「ご主人なりの介護」「家はこうだ!介護」が往々にして存在します。
ずっと傍におられるので一番良く理解されているのは事実なのです。
はじめは上手くいきます。でも、妻の能力低下によって上手くいかなかったり、介助の仕方も身体に負担のかかる介助方法をとっておられることも多くみられます。(要は力任せ介護)
そうすると、男性も若くないので、体を痛めたり、精神的にもイライラしたり、落ち込んだりします。
周りから見ると
「誰かの手を借りたらいいのに。」「サービスをつかったらいいのに」とおもうのですが、口をそろえて言われるのが
「こいつには、わたしがいないと!。」です。
確かにそうなのですが・・・・・・・・・・・・・・
身体を壊されてはよくありません。
一番大切なのは
元気
顔をよくみて、話かけてくれること
こころの支えでいてくれること
です。
それは、ご家族にしかできません。
なので、身体的介助、認知症介助はできるだけ、専門の人に任せましょう。
任せられるところは!
まとめ
認知症介護は仕事のときのようにはいきません。
なので
自分の時間をもつ
完璧を求めない
心の支えであることで充分、大切なケアをしている
を心につぶやくきながら、介護してくださいね。