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「汚れた腸が病気をつくる」バーナード・ジェンセン著 抜粋
20年程前はかなりの厳格な菜食主義者に転向した私でしたが、食生活の健康法としてはかなり理想的な軌道を歩んでいたと感じました。それまでは肉食中心の生活でカレーなどをつくる場合、肉の中にカレーが入っている状態のカレー。人間の健康は食べるものに影響される。簡単に言えば、食べるものが病気をつくる。人間の食性は菜食なのですと分かった頃でした。
以下の記事は私が2011年に備忘録として書いたものを修正・加筆したものです。
今日はアメリカ人が書いた本、「汚れた腸が病気をつくる」を見ながら書いてみようと思う。肉食の大家のアメリカ人が書いた訳ですからさぞ反響があったことでしょう。
「CHINA STUDY」の著者、T. COLLIN CAMBELLが動物たんぱく質の大量摂取はがんの引き金になると書いた後の反響と同じようなものだったかと推測できます。アメリカ人のヴェジタリアンなんか一般に想像出来ないですからね。宗教的なものを除いては…〔邦題:「葬られた第二のマクガバン報告」(上)(中))(下)〕。
この本の翻訳本が出版される際も「もの凄い圧力」があったと読んだことがあります。
最終的にはマクガバン・リポートもその中で指摘している肉食の害については「控えめな表現」になったらしい。
しかし、元禄時代前の日本食が健康的だという指摘によりアメリカの富裕層の間では和食ブームが起こりました。どうして「元禄時代前」のかというと、玄米を元禄時代前は食べていたということ。
また、米国では和食は高いので一般庶民は手が届かない。それが今では大衆化して普及したが、玄米などは自然に忘れられて白米中心の和食が普通で価格も大衆化した。
現代食の問題はビタミンやミネラル不足。それを招いているのは精製した食品である。
著者バーナード・ジェンセンは医学博士で本には記載がないが胃腸関係の専門と見受けられる。
ここからです。
「人間の体内で消費される化学物質はすべてー吸っている空気と飲み水を除きー食品から摂取されている」
粗悪な食品と思慮のない調理法を選べば腸は大抵おかしくなってしまう。日常の食事で精製された炭水化物を多くとり、繊維質が不足すると便が排泄されるまでの時間が長くなり、腸内の腐敗菌が盛んに繁殖を始めます。
大腸菌、憩室症、がんなど腸の病気だけでなくその他の器官のトラブルや慢性疾患にも関係してきます。腸の健康=病魔を遠ざける一番の近道、である。
現代の食品に関しては健康に暮らす必要条件すべてが満たされている自然生活から逸脱している、食物の栽培、収穫、加工、出荷、販売方法に問題がある。これは栄養の質、新鮮さ、味、食物が人間の体の一部になる時の状態や影響を全く無視した営利だけの観点中心になっているからだ。
さまざまな調理、加工、化学処理、防腐処理はいったい誰の利益のためなのか。個人の力だけでは何も出来ないところに行ってしまっていることだけは確かである。
今しなければいけないことは体内の老廃物の量を最小限に抑え、体の成長や修復のために新鮮で良質な栄養を供給することが重要である。
人間には五つの排泄器官があり、1皮膚、2リンパ、3腎臓、4肺、5腸、この五つが健康には正常に働いている必要があります。
そのためには、
*正しい食物を摂る。
*運動をする。
*ストレスからの解放。
*充分な水分の補給。
*日光浴
腸は神経組織が貧弱なため本人が痛みを感じる場合、病状がかなり進行している可能性あり。
腸がんの原因については、はっきり今、科学的に研究されていて肉類の多い繊維質の少ない食事だ。
便秘の解消には、
*規則的な食生活、食物繊維や栄養不足にならない。寝起きにコップ1-2杯の体温と同じ水分を摂る。
*野菜・果物は毎日新鮮なものを生で。
【ほとんどの人は誤解しているが、朝起きた時の食事は胃腸に優しいものから入れていくこと。ホテルの朝食のビュッフェでもどうしていきなり卵、ハム、ベーコン、パンなどに行くのか、寝ている間はある種の断食なのでまず体に優しい食物を先に入れる、回教徒の断食、ラマダン中の朝食の手順と同じです。水、ジュース、果物と言う歴然とした順序がてあるのです。朝食では果物は先に摂ること。】。
*水分
*便意に対して我慢しない。
*軽い体操、ウォーキング特に腸の具合が悪い人、運動しない人→筋肉が弱くなり緊張を失う。
*ストレス解消 消化器官と排泄器官を緊張させて化学的なアンバランスを生じさせる。異常分泌
*外部からの毒物、異物の進入 タバコ、コーヒー、アルコール、チョコレート、甘いもの、肉類、乳製品。ほとんどの処方箋薬、特に抗生物質を避ける。
【善玉菌も悪玉菌も見境なく退治してしまう。】。
一番厄介な憩室症は白い小麦粉、白米、砂糖など炭水化物が豊富な食事と密接な関連がある。また、心臓関係の病気も繊維質不足の食事→便が長く腸内に停滞すると血中コレステロール値上昇。
【心臓病はコレステロールと関係ない、という専門家もいる】。
人間のかかる病気のほとんどは大腸が正常で規則正しく機能しないせいで起きている。
下剤について
下剤、便秘薬は大腸を空にするのが目的であり、基本的に人体にとっては毒物、刺激物である。
下剤と言う毒物を投与された大腸はその不快な物質を出来るだけ早く体外へ排泄しようとそのついでにぎっしり詰まっていた便が押し出される。下剤は体を中毒状態にし、これに依存する腸は自然な排泄力を失ってしまう。
長期間便秘薬を飲み続けてきた人が便秘薬を飲まずに排便するようになるためには時間をかけて少しずつ量を減らしていく。食事を繊維質の多いものに変え、コーヒー、酒、肉類、砂糖などの量を減らし、水をたっぷり補給すること。
体に与えていい刺激は軽い運動だけで薬で無理に刺激すると必ず逆効果になる。腸の自然な筋緊張が失われ筋肉組織が弱くなってしまう、最低でも7週間ぐらいかけてじっくり改善するのがいい。
病気の原因
イギリス国王のお抱え外科医だったアーバスノット・レイン卿は「すべての病気の原因はミネラルやビタミンなど特定の食物成分や繊維質不足、または自然の防御菌(善玉菌)のフローラなど体の正常な活動に必要な防御物の不足から発生している。
そうした事態になると悪玉菌が大腸に進入し繁殖する。それによって生じた毒は血液を汚染し、体のすべての組織、腺、器官を徐々にむしばみ破壊していく。」と述べています。
【日本で言う「肉は血を汚す」とはこのこと】。
腸は体内の器官と連携して機能していることが証明されている、体全体の健やかさは器官、組織のひとつひとつの健やかさに依存している。ひとつの組織または器官が衰えると全身に影響が出てくる。
腸が機能不全に陥れば他の器官にも必ず伝染する、これは腸から始まる病気のドミノ現象である。
【免疫の70%は腸に存在する、と言われる】。
便秘の人はたいてい腸に憩室が出来ているので充分な水分の補給と繊維質を多く含んだバランスのとれたまともな食事を摂る必要がある。病気になるのは体内に毒素がたまったせいだということを理解すること。
これである程度、定期的な断食が誰でも必要だと言うことが理解されるであろう。腸の働きが衰えると排泄に支障を来たし有毒な老廃物が腸に停滞するため毒素は腸壁から血液の中に吸収されやすくなり、組織の中に定着する。
【肉食動物の腸が短いのも肉食からくる老廃物を早く排泄するため。日本人と朝鮮半島の人たちの腸が長いのは菜食してきた歴史による】。
もし、排泄系統のどこかがトラブルに陥れば更に多量の老廃物が体内に滞る。毒素が組織に定着するに連れ細胞が破壊される度合いは増して来る。
すると消化機能も衰えだし食物が完全に消化されにくくなり問題は更に大きくなっていく。病気が慢性化してきたらそれは毒素の定着が体中に広まった証拠である。
澱粉食品は膵液によってしっかり消化されないと体にすぐに吸収されず、よい組織を作る材料になれない、だからまず良く噛むこと。それから食事中に水分を摂らない。
未消化の澱粉食品は大腸に残るので腸壁の筋肉は適度な緊張状態を保つことが出来なくなる。また、薬の成分は体組織に定着することがあり、その最も定着しやすい場所が大腸で、粘膜に悪影響を及ぼすことになる。
大腸が排泄器官として使われるのは粘膜があるからでその粘膜が正常に機能しなければ定着した薬は腸の中で蓄積しつづけて炎症や潰瘍を生じさせることがある。
普通、食物が体の中を通って消化吸収され、排泄されるまで約18時間かかる。時間通りに食物を動かしていくには何が必要かというと腸壁の適度な筋緊張が必要である。
筋緊張が弱っているなら何らかの手段でそれを活動させなきゃいけない。ひとつの方法は下剤。これは無理やりに腸を刺激させるので常用は危険と書いたが腸が正常に機能するためには肝臓の活動などその他の要素が関わってくる。
体内で起きる自然の刺激を与え、腸に排便を起こさせるには胆のうと肝臓から胆汁が充分に分泌される必要がある。
その他、体の代謝に重要な甲状腺は諸器官の機能調整が役目で甲状腺ホルモンを供給してそれらを正常に保っている。甲状腺の機能が低下すると副腎は不活発になりやすくひどく疲れるようになる。
甲状腺が弱っていると低血圧になりやすくなり、貧血になると体に脱力感が出てきて肉体的な活動がつらくなる。貧血で血液が薄ければ体の組織も貧血状態になり疲労感も強くなり仕事も出来なくなる。
【しつっこく繰り返して書いて来たので何が良くて何がいけないのか分かったと思いますがまとめると、
天然繊維を含む食物を摂る、それには精製した食品はNG。パン、ビスケット、チーズ(発酵食品とすればいいのか?)。チーズを含む乳製品、アイスクリームは最悪です。
また、肉類を沢山食べる人の腸の状態も最悪。肉食の味を知ってしまったからにはこれを絶つことはむずかしいが徐々にでも減らすこと。
タバコを徐々に減らして禁煙など無理と同じで、本当はばっさり止めるのがいい。あるいは肉は毒だと理解して食すること。砂糖も最悪。人間は集まって話し込むと必ず飲んだり(砂糖の入った物が必ず出る)食べたり(たんぱく質が来ないとご馳走と思わない)するがこの悪い毒を常食としてはいけない。
英語で言うTREATとして食すること。あるいはFEASTだから食するのだ、と思うこと。特別な時に食する、常食しない。度が過ぎると必ず病気になる。
CHEATという言葉があるが浮気じゃないよ、ここで言いたいのは減量など規制があって我慢している人が1週間に一度だけCHEAT DAYを設けて何でも好きな食べ物を摂っていい。ストレス発散。
それと同じように肉を食べたいなら1ヶ月に1回ぐらいもいいし、アイスクリームもいい、タバコも少量ならいい、酒も毒だけどいい、でも毎日じゃないこと。ほどほどが重要である。
パンなどは白いパン以外のものがあったら必ずそっちを食べること。パンは精製してあってもなくてもショートニング(マーガリン)が入っているのでこれは最悪のトランス脂肪酸である。体に非常に悪いと言われているが日本では規制されていない。
これを使用している業界は(複数、あらゆる加工食品に含有)は成分表に記載をあらゆる手段を使って反対している)パンが欲しいなら自分の家で焼くこと。
大腸に憩室が出来ないようにすることが健康に非常に重要であることを肝に銘じる。それには目的は何かと常に考えること。
今していることの目的は何か、クッキー、甘いお菓子など今食べる目的は何か、この食材で料理する目的は何か、どうして揚げなければいけないのか、口当たりがよく美味追求のためか、健康なのか、を考えること。美味追求のためには病気になってもいいのか、考えたい。
野菜なくして食事を終わってはいけない。
米は白米でなく玄米。既に玄米にしているならこれ以上言わない。他の家族の人が嫌がるなら半分玄米で半分白米でもいい。
普通に電気釜で炊けるが、玄米は炊く前5時間は水につけて置くこと。玄米は表皮と胚芽と胚乳の三部分からなり胚芽や表皮には16種のビタミンや17種のミネラルが含有。
食物繊維も豊富で米一粒に含まれる栄養素の95%がここにある。白米は胚乳だけでそこには5%の栄養素しかない】。
ここから再び本に戻り、
腸内細菌について
腸内細菌の中で善玉細菌の果たす役割は非常に大きい。善玉菌の代表としては好酸性乳酸菌のアシドフィルス菌やビィフィズス菌がある。
食物も善玉菌の成長・繁殖を助けるものと善玉菌を破壊してしまうものがあり、例えば、肉を食べ過ぎると善玉菌を破壊し、特に腸が弱っている時はその破壊作用も強くなる。
コーヒーは他の何よりも腸内の善玉菌を待っていましたとばかりに破壊してしまう、チョコレートも同じ。煮過ぎたり、焼き過ぎたりした食物も善玉菌にとって敵である。
飲み物に関しては新鮮な水を飲む。決して甘い飲み物、炭酸類は摂らない。
自然に逆らった食べ物は体の中に入れてはいけない。タバコは血液中の赤血球を破壊し、老化現象を引き起こしがん細胞を作る。また、血管を硬くし動脈硬化など循環器系の病気も引き起こす。ニコチンは砂糖と同様中毒になる。
悪玉菌の代表である大腸菌が好むのは朝、昼、晩、三度の食事で摂取される動物たんぱく質とアルカリ質の大腸内環境です。
大腸に入って来た未消化のたんぱく質は大腸菌にとって完璧な食物です。悪玉菌は一般に知られている多くの慢性病をもたらします。
それにはどうしたらいいかというと「望ましくない物質から体を解放すること」つまり、断食、排泄を促す食事をする、浣腸、結腸洗浄、ハーブ、マッサージなど有毒な老廃物を出来るだけ早く取り除くこと。
腸の浄化は基本である。文明国の病気の90%は胃と腸の機能不全に起因する。
好酸性菌は酸性の環境を好むことからその名が付けられました。したがって、大腸内を酸性の環境に保つことはアルカリ性が好きな有害な悪玉菌に対する最上の防御法です。
好酸性乳酸菌を除き、その他あらゆる種類の乳酸菌は胃と小腸の中で消化・分解されるため大腸にはなかなか到達しない。到達したとしてもその数はわずかである。大腸内での好酸性乳酸菌の成長は澱粉と糖が頼りであるが乳糖なら更にいい。
腸内の細菌フローラを変えるには
1.食事の量を今までの80%に減らすこと。間食はしないで胃腸を休ませる。
2.パンや肉類を中心とした、たんぱく質や脂肪の多い食事はやめて食物繊維を豊富に含んだ穀物、野菜、海藻、果実を中心にする。
3.新鮮な水をたっぷり飲む。
4.ストレスを少なくしプラス思考で明るく生活。
5.毎日適度な運動をする
洋式トイレの使い方
S状結腸(直腸の一歩手前辺りの腸)の辺りの便は水分の含有量が少なく乾燥しているのでこの便を押しだすためには大変な圧力に耐えられなければならない。また、西洋式の便器は前傾の姿勢になり易いので大きな圧力がかかる。
洋式トイレでは前屈みにならず、上体を立てて適度に力むことが必要である。黒胡椒は大腸、肝臓にとってかなりの刺激物。薬品には石油から製造したもの、特にコールタール系添加物が多いため薬の成分が体内に蓄積していく。最も多く定着する場所がS状結腸である。
インスタント食品、繊維質の少ない食事、ファーストフード店での食事、スナック類。
【箱、プラスティックの容器に入った野菜、果物はNG、イコール憩室炎である】。
また、ジャガイモ、トマト、ニンジン、りんご、梨などの果物、野菜などはやたらに皮を剥かない。すいかの種も食べること。ぶどうは種のあるものを買う。どうして種無しなのか。ぶどうの皮を食べると苦いがこの苦さはカリウム含有の証拠だ。
天然のカリウムは体の洗浄剤。冷たい水と食物は胃でストップしてしまうので消化プロセスが中断してしまう。
重力が及ぼす腸への影響
歩いている時や立っている時人間の体は地面に相当強い力で引っ張られている。特に疲れている時に重力の影響を強く受ける。
体の中で最も組織が柔らかいのは横行結腸であり、体の中で完全に右から左へ横渡しになっている唯一の組織です。
「重力下垂症」になると横行結腸の上にある器官もすべて同じように下がって来るのでその下にある器官はどれも圧迫を受けることになる。
膀胱などいい例だ。女性の場合、子宮は前屈症や後屈症になって腸の上で折れ曲がるので便秘が起こりやすくなり、時には輸卵管や卵巣にも圧力がかかり不妊の原因となる。卵巣は体内のどんな器官よりも嚢腫が出来やすい。
子宮筋腫等は輸卵管に大きな圧力がかかるせいと思われる。臓器にかかる圧力で血液循環や有毒物質の排泄が妨げられるからです。
男性の場合、前立腺が圧迫され排尿が困難になり、または残尿感が残る。
尿は体内に再吸収される液体なので加齢につれ関節炎など関節に障害を起こすことがある。
腸に必要な成分
健康な腸はきちんと機能するようナトリウム、カリウム、マグネシウムを含んでいる。現代の加工食品の中で他の何よりも不足しているのがこの3つのミネラルでナトリウムは酸を中和しリンパ系の中に存在する。
これを必要とするのは柔軟で活発な組織、関節、靭帯、腱である。カリウムは優れたアルカリ化剤で筋肉組織の中に最も多量に存在し、今ほとんどの人が食べなくなった苦い野菜に多く含まれている。
サラダ野菜にはナトリウム、カリウムが豊富である。マグネシウムは腸の弛緩剤で便通をよくする。サラダ用野菜に含有、特にとうもろこしは豊富。また、穀類も整腸剤、下剤として使用できる。一番体に優しい下剤は水酸化マグネシウム(すいマグ)である。
【塩水も腸を活発にさせるので目覚めたら飲むと良い】。
本物の健康は心身両方を清らかにする節制努力を続けて得られるものである。
傾斜板体操
横臥して行うタイプの体操と同じで板の両脇を両手でつかんだまま両膝を胸まで持ち上げる体操。これは腹部の器官のすべてを肩の方向に引き上げる。
その姿勢を保ったまま頭を右、左、更にあらゆる方向へ曲げる。(高血圧、痔、結核、大腸がん、子宮がん、虫垂炎、胃や腸の潰瘍、妊娠中などの場合、医師の賛同なしにやってはいけない)。
傾斜板が生じる重力を利用してうっ血している領域の血液を脚部や頭部へ巡らせる。この間に胃と腹部の器官が胸の方へ引き上げられる。
傾斜板体操は特に肩から上の炎症およびうっ血に効果的で蓄膿症、視力の衰え、抜け毛、頭部の湿疹、耳の異常などに悩む方には最適という。
また、疲労、めまい、記憶力の減退、麻痺の場合にも役立つ。最初1日5分、一回2分以内、慣れたら1日2回それぞれ10分する。傾斜板がないなら床で自転車漕ぎでも同じ効果あり。
断食
体内の老廃物は空腹時に最も排泄が活発になる、ので病気の時にはそれまでより食物の量を減らすか全く入れない。水分だけは摂る。
へリングの治癒の法則
すべての病気は内から外、上から下というように症状が最初に現れた時と逆の順序で治っていく。発病してからたどって来たのと同じ「道」を逆戻りしなければならない。どんな病気も体内の有毒物質なしには起こりません。
したがって快方の第一歩は「解毒」、すなわち体内の毒を取り除くこと。
機会があったら次回は太陽光線、「日光浴の効用」について。人間の体は日光を浴びることによって体内でビタミンDを作ることが出来るようになっています。現代人は進化した結果ビタミンDは必要でなくなったのか?日焼け止めにより紫外線を遮るとどんな病気にかかるか、男性は前立腺がん、女性は乳がんにかかるリスクが高くなるという話をします。
以上です。