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癌治療としての駆虫剤(決定するのは本人だけ)

以下の記事の内容は、所謂、厚労省の「標準治療ガイドライン」に沿った考え方ではない。「標準治療ガイドライン」はまずそれが現代西洋医学でなければならない。その内容で免許を取った人で施術されなければならい。それによりはじめて、日本に住む限り皆保険制度である保険が適用される。それ以外は「自由診療」となり保険は使えない。

つまり、今の日本の医療システムでは自動的に病気の治療は19世紀から20世紀にかけて発展してきて現代医学による治療を指す。古くは江戸時代に遡り「解体新書」で有名な解剖学的な人体の中の様子が既に彼らには分かっていたのだが、、、。

しかし、患者にとっての問題は、この医学は今ある症状を消すこと。これは根本治療ではないということ。インドのアーユルヴェーダ医学や中国の中医学(漢方)は身体の不調を総合的に診て治していく根本治療だ。

そのためには患者は食生活から自分の生活習慣など全ての面で見直し、自分で努力する必要が出て来る。処方してもらった薬を飲めば治る=症状が消える、で満足なのか。根本治療を必要するのかは患者次第。

しかし、選択の余地はゼロではないが上記のように「保険」が壁になる。また、場合により、確立された「治療法」ではないのでインチキに引っかかる、危険であるという場合もある。

まあ現代の医学でも医原病や治療上の原因での副作用や死亡も多い。アメリカの記録だと死因の第三位は医者による医原病だとは有名な話。日本ではそういう記録は公表されていない。

以下は標準治療は(誤解してはいけないことは、「標準治療」が必ずしも正しく、治してくれる訳ではないこと)、独占的な治療法になっているが、また「独占」なので厄介な問題も出て来る。排他的なので一切他の治療を認めない。それで治れば全然問題ないのだがそうでもない。

医学教育で教えられてきた医学について学んだが「そうじゃないんじゃないか」と疑問を持ってはいけない。黙っていれば安泰。しかしそうじゃないと突き進んで来た研究者や医師がいるのだ。

殆どの人たちは新発見や新学説に対し脚光を浴びるとか社会的な名誉を得たとか、そういう華々しい人生を歩むことは出来ず、日陰者で終わってしまっている。それが間違った新発見か学説であれば当然であるのだが、、、人類にとっても不幸な結末である。

ちゃんと医学部卒業しています。甲田光雄先生、渡辺正先生、千島喜久男先生、森下敬一先生、丸山千里先生などなど。海外では黎明期の西洋医学では、ルイ・パスツールの「細菌理論」=微生物は自然発生しない、微生物の増殖は外部からの侵入による、と対立した「アントワーヌ・ベシャンの「病原環境説・宿主説」=体の中(腸)にある細菌が免疫が下がると悪さをする、と対立。

こういう内容は検索をかけても直ぐには出て来ません。世の中の主流がそうだから既に「確立した」ことのみ記載します。ウィキペヂアでも同じ。

ベシャンのこの言葉好きですね「疾病を引き起こす異常な状態を調べようとするよりも、まず大切なのは、健康を支える正常な状態を知ることです」。

ロベルト・コッホの「細菌説」とマックス・ペッテンコーファーの「瘴気説」=汚染された土壌から立ち込める瘴気がコレラを起こす、という説で患者と直接関わる医師がコレラに罹らない、と多くの人に支持されていた。また、彼はコレラ菌を実際に飲んで見せて実証したのだが、、、。

パスツールやコッホの「細菌説」やエドワード・ジェンナーの種痘ワクチンは現代西洋医学の土台です。これを科学的に否定する人間は認められません。なぜならそれは「非科学的」だからという焼き印を押されるのです。

しかし、コッホの「四原則」は有名です。①病原菌が検出されること②その菌を分離・培養する③その菌を他の物に接種すると同じ病徴が再現される④その組織から同じ微生物が検出される=これが感染症の原理です。現代西洋医学の感染症の土台はこの「4原則」を忠実に履行して、これを医学=科学として発展してきました。

ところが今回の新型コロナウイルスに関しては、この「4原則」はどっかへ行ってしまい、ウヤムヤのまま新型コロナウイルスは一人歩きしてしまったのです。

これに対してアメリカの学者やヨーロッパの学者、日本の徳島大学名誉教授の大橋眞氏などは異議を唱えましたが、主流の医学界は無視、マスコミも無視しました。

世界中の保健衛生当局CDCもFDAもEUのEMAも日本では厚生労働省でも「ウイルスの存在は認められない」とどこでも公式に発表されているが、存在しない「新型コロナウイルス」退治をしているのです。

コンピューターグラフィックを使用しての架空の想像上のウイルスの画像が世界中に広まっています。誰も見ていないのです。群集心理って怖いものですね。

ワクチンに関する異説も絶対に認められません。ワクチンは「多少の」副作用はあるものだが安全なものだという信念の基に人体実験をmRNAワクチンでしてしまいました。ニュルンベルク綱領違反だとは誰も思っていない。

これはナチスドイツが行った非倫理的な同意に基づかない人体実験研究に対し、戦後ニュルンベルクで行われた裁判の一環で(これについてはまた改めて機会がありましたら書きます)ここで重要なのは「同意が必須」であること「強制」は出来ない、それが社会や国のためであってもと言うところでしょう。1947年に作成されましたが、今回のワクチン騒動ではもう忘れてしまいました。


とりとめもなく書いて至る所で脱線していますが、機会がありましたらひとつひとつもう少し掘り下げてみようかと思います。

以下は駆虫薬がガンに効くという「標準治療」でなく、癌を克服した人たちの経験談です。アメリカのかなりのお金持ちが癌を宣告されて末期癌。知り合いの獣医との会話に「癌は犬の駆虫薬で治る」と聞かされて試してみたら完治したという。

テキサスで有名な大病院に飛行機で通い、現代医学の治療を、駆虫薬(フェンベンダゾール)内服と同時に、併用しました。何か月の余命と言われたが検査の度に癌腫瘍が小さくなっている、医者も首を傾げるくらい不思議がっていましたが、完治を宣告された際、おっかなびっくりで医師に告白する。

と、その医師も正直に言ったのです「1980年代にそういう治療法があることは知っていました。かなり有効性も知られていましたが、そのうちウヤムヤになり消えてしまいました。それはこの医学の癌部門で生計を立てている人たち、医師も検査技師も医療機器の設計製造など多くの人たちがいるのです、、、、」と多くの人たちに影響すると背景を説明される結果で会話は終わりました。

これは繰り返します。標準治療ではありません。どんな危険が潜んでいるか分かりません。患者にとっては受け入れてくれる医師がいると良いですね。人体を知った医者の知識・経験がある人は貴重です。でも現代では何か間違った方向に貴重なブレーンが使われているみたいです。最近は医者でも自分や家族が癌になったら三大がん治療はしない、ということがよく言われています。どうやって治療するのでしょうかね?!

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以下は医師としての体験報告です。【専門的な医学用語が出て来ますが真剣にこの種の治療法を考えているならしっかり読んだ方がいい、と思います】。
 
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医師として自分自身の体験から
メベンダゾール
フェンベンダゾール
内部資料

 
ベンズイミダゾール系薬剤
50年100年昔、駆虫薬(虫下し)はどこの家庭でも身近なお薬だった。
生活環境、食生活が変わり化学肥料と農薬を使った農業が一般化し、人への寄生虫感染は激減した。今は愛犬家にとって身近な薬となっている。

最近ベンズイミダゾール系の駆虫剤に抗がん作用があることがわかり関心が高まってきた。 駆虫薬は家畜に日々エサに混ぜられて投与されている。スーパーに並んでいる豚肉、牛肉、養殖魚から輸入果実まで様々な食品に駆虫薬や輸入果実の消毒に用いられる抗菌薬の食品への残留が食品安全上問題となっている。

ところがこの駆虫薬ががんに効くという細胞実験、動物実験から臨床試験の発表が相次ぎその抗がん作用が注目を集めるようになった。

各国の製薬メーカーは抗がん剤の開発のために莫大な研究費をつぎ込み、さらに治験に莫大なお金を費やしているが副作用のために没になってしまう薬が後を絶たず、今やメーカーの開発力にも限界が見えてきている。

最近注目されている免疫療法にしても、駆虫薬療法にしても、人と感染症との長いおつきあいや長い闘いの歴史を理解し分析する必要がありそうだ。

皮肉な話、駆虫薬ベンズイミダゾール系薬剤はスーパーに並んでいる食肉に残留している可能性があるものだし、その残留薬剤に発がん性があるのではとメディアが騒いだこともある。これらの駆虫剤に抗がん作用があるのなら、残留している程度の肉類は食べた方が薬になるのではないか・・・パロディーのような話になりそうだ。

イタリアのシモンチーニさんはがんの原因はカビだとして重曹療法を行い医師免許を剥奪された話は有名だ。ピーナッツなどのナッツ類のカビ毒であるアフラトキシンは肝臓がんを引き起こすクラス1の猛毒発がん物質なのだからシモンチーニ説を完全否定するのはいかがなものかと思う。

近頃は健康ブームに乗ってオーガニックブームだ、つまり有機肥料を使った農作物を多くの消費者が求めている。だから質の悪いオーガニックで寄生虫が付いている確率も高くなる。

冗談ではなく本当に駆虫剤を服用しなければならない人も現れているのだ。実際内視鏡検査で回虫が見つかることも珍しくない時代になっている。

駆虫薬ベンズイミダゾール系薬剤で国際的に人に対する使用が認可されているのは医薬品としてメベンダゾール、アルベンダゾール、チアベンダゾール、トリクラベンダゾールの4つである。このうち日本で医薬品としての駆虫薬はメベンダゾールとアルベンダゾールである。

日本では認可されていないチアベンダゾールはなんと食品添加物として認可されている不思議。少し前まで万有製薬がチアベンダゾールをメンテゾールという商品名で腸管糞線虫や旋毛虫の治療用医薬品として販売していた。

ところがイベルメクチンという新薬が開発されメンテゾールは販売を中止した。驚くことに、この新薬イベルメクチンの出身地は静岡県伊東市付近のゴルフ場である。

2015年ノーベル生理学・医学賞受賞者大村智先生がこのゴルフ場から持ち帰った土の中にいた新種の放線菌が産生する物質を元にMSDが製品化したのがフィラリア症の特効薬だ。 ベンズイミダゾール系薬剤の多くはカルバメートという構造体を持っている。この構造体から出ている枝の形が少しずつ異なり名前と作用も少しずつ違うお互いお友達である。

この枝の形で有効な寄生虫が少しずつ変わるように、もしかしたら人のがんもこの枝の形に対する相性があるのかもしれない。メベンダゾールの治験はすでに始まっているが、他のベンズイミダゾール系薬剤も近いうちに研究が進むだろう。

食品への残留駆虫薬やバナナなどの残留消毒抗菌薬は発がん作用を持つ悪役どころか人のがんに効くありがたいお薬に変身する日がやってくるのかもしれない。いやいや是非やってくる。

メベンダゾールと脳腫瘍・転移性脳腫瘍
メベンダゾールはベンズイミダゾール系の駆虫薬。日本では蟯虫治療薬として保険治療が承認されている。多くの寄生虫である回虫、蟯虫、鉤虫、メジナ虫、エキノコックスなど広いスペクトラムを持つ医薬品。

フェンベンダゾールもベンズイミダゾール系駆虫薬であり、メベンダゾールとほぼ同様の抗腫瘍作用を持っている。ただ医薬品として承認されていないため、治験として使用する道がある。

 悪性脳腫瘍に対する作用機序
駆虫剤が悪性脳腫瘍に有効性を発揮することが2011年ニューロオンコロジーという学術雑誌に発表された(Bai RY. et al. 2011) この研究は米国NIHの研究助成を得てジョンスホプキンス大学で行われた。メベンダゾールの使用効果は腫瘍細胞の生育に必須である微小管形成阻害作用であることがわかった。

元は駆虫剤のため消化管からの吸収は20%程度。そのうえ、脳には薬物の侵入を防ぐバリアがある。メベンダゾールは他の抗がん剤に比し血液脳関門というバリアを容易に通過する特性があり、抗癌作用を発揮すると考えられている。

 悪性脳腫瘍GBMに対する効果
現在の標準治療はテモダールによる化学療法と放射線療法との併用療法だが平均生存期間は15ヶ月と言われており、悪性脳腫瘍GBMの5年生存率は10%程度だ。

多くの研究が発表されている。1)テモダールは生存率を41.4%延長、2)メベンダゾール単剤が63.3%の生存効果、3)メベンダゾールとテモダール併用の生存効果は72.4%、4)2と3を比較した研究では有意差はなかったなどの報告がある。(Bai RY. et al. 2011)

 転移性脳腫瘍に対する効果
最近、小細胞性肺癌の末期ステージ4の患者さんの治験において、フェンベンダゾールを選択した一人の患者さんは転移性脳腫瘍他、他の転移巣に対しても劇的な効果があったとメディアで報告されている。

この結果からメベンダゾール・フェンベンダゾールは血液脳関門を通過する性質を持つため、転移性脳腫瘍に効果を発揮すると考えるのは早計である。

 その他の脳腫瘍に対する効果
GBM以外の悪性脳腫瘍として脳悪性リンパ腫、小児の胚細胞腫瘍、髄芽腫には化学療法などの治療法がある。しかし、多発性浸潤性神経膠腫、二次性GBMは決め手となる治療法がない。これらGBM以外の難治性脳腫瘍に対してメベンダゾール有効との報告がある。(De Witt M. et al. 2017)

 内服量および内服期間
メベンダゾール駆虫剤は妊婦、授乳中の安全性はCランクなど、安全性に関する長い使用実績がある。具体的な数値ではメベンダゾールは100~200mg/kg量で12週間投与しても子供に安全であるという報告もある(Messaritakis J, et al. 1991)。

メベンダゾールは人のエキノコッカス症の治療に広く使われており50~70mg/kg/日を6~24ヶ月継続使用した場合最小限の副作用であったという報告が複数ある(Vutova K.et al.1999, El-On J. 2003, Todorov T, et al. 2005)。

エキノコッカス症の別の臨床研究では上限200mg/kg/日を48日投与での耐用性は良く、血清中で最大93ng/mlに対し脳脊髄液には8.6ng/ml継続された( Bryceson AD, et al. 1982)。その他200mg/kgまでは毎日使用しても安全な用量だとする研究もある(Messaritakis J,et al.1991, Bryceson AD, Cowie AG, et al. 1982, Kammerer WS & Schantz PM. 1984)。

しかし一方で進行大腸癌と肝細胞癌の患者さんに同じ系統の駆虫剤であるアルベンダゾール10mg/kg/日を28日投与した研究では抗腫瘍効果を示したが30%の高率に重度の好中球減少症の副作用を生じたとの報告がある(Morris DL, et al. 2001)。

 内服量および期間と副作用
・メベンダゾール
体調の良くない悪性腫瘍を持つ患者さんへのメベンダゾールの処方適量および処方期間については今のところエビデンスに基づいたガイドラインは存在しない。

投与量は10mg/kg/日を最大量とし、投与期間は最大28日以内とするのが安全性が高いと考える。最大量10/kg/日からすると日本人成人の平均体重は55~65kgとして500~600mg/日が安全域内の内服量と考えるのが常識的である。

連続14日投与で一定期間の据え置き期間を設ける方法とか、21~28日連続投与で一旦休薬期間を設ける。いずれの方法にしても、血液検査の異常の有無を確認すると同時に腫瘍マーカーや画像所見から継続処方の是非を検討する必要がある。

・フェベンダゾール 
メベンダゾール同様、悪性腫瘍を持つ患者さんへの適性処方量および処方期間について、エビデンスに基づいた治療法についての発表はない。
現在のところ、治験例からフェンベンダゾール222mg/日を3日連続使用、4日休薬のケースについての報告がある。

・肝障害副作用による死亡例の報告
駆虫剤は薬剤である以上副作用は必ずある。
メディア報道や闘病ブログを参考に素人判断での安易な服薬は危険であり骨髄抑制から重篤な肝障害まで色々な副作用が報告されている。肝障害による死亡例の報告もあり安易な服薬は避けるべきである。

 <参考>
メベンダゾールには再発予防効果も期待できる。悪性脳腫瘍の患者さんには術後のしかるべき時期からメベンダゾールの処方を検討する価値はあると考える。

しかしメベンダゾール同様、悪性腫瘍を持つ患者さんへの適性処方量および処方期間について、エビデンスに基づいた治療法についての発表はない。
現在のところ、治験例からフェンベンダゾール222mg/日を3日連続使用、4日休薬のケースについての報告があるのみである。⇒私自身はこの方法によりフェンベンダゾールを3ヶ月間内服した。


【このような医師としての医学的知識と経験、検査機器を使用して状況を把握できる、このような環境がある患者はそんなに多くはない。また患者自身も標準治療に対する「信頼性」と「非科学的な治療」に対する恐怖心がある。このごちゃまぜの気持ちを克服できるかが問題であろう。素人判断は禁物である。一方「藁をもつかむ」という気持ちもあるジレンマである。一歩踏み込めるかの決断は重要だ】。

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