【小説】ミッドナイトライブラリーの感想ー人生やり直すならどこから?
こんにちは!桃生ににこです。少し前に「ミッドナイトライブラリー 著:マットヘイグ」を読みました。
イギリスの作家さんの本で、世界55カ国以上でで900万部突破のベストセラー!なかなか面白かった。
人生やり直したい〜!って思っている人(誰しも数回は思ったことがあるだろうけど)におすすめです。
ストーリー
35歳のノーラは恋も仕事もその他の日常生活も全てが最悪で生きる気力を失っていた。ある日、大量の睡眠薬を服薬し、生と死の間を彷徨うと不思議な世界に招かれる。
過去の様々な決断を振り返り「もしあの時違う選択をしていたら!」という人生を試すことができる。そのままそこにいたい!と思えば、そのままそこで生きていいよ、と言われます。
婚約破棄をしていなかったら?
子供の時に続けていたスポーツをずっと続けていたら?
夢を途中で諦めなかったら?
したい勉強をし続けたら?
友達からの誘いに乗っていたら?
などなど
ノーラは最終的にどんな人生を選ぶのか!?というお話です。
感想
人生やり直すとしたら、どこからー?って話は、みんな何度かはしたことあるよね?私は自分の想像でも誰かと話すのでも何度もしてきました。
私は大学入学前後でもし違う選択だったら…と30歳手前くらいで気になる選択が一つありますね。
人生やり直し系ってその時点にワープして、そこから人生をやり直すパターンが多いけど、この小説の場合はちょっと違います。
あの時、違う選択をした場合の今のノーラと同じ35歳のノーラにワープする。だから、そのノーラがどんな状況に置かれているのか、その場で情報収集をしていかないといけない。
何かの専門家になっているパターンではかなり大変そうでした。身近な人たちに変化に気づかれてもダメだしね。
そして、ノーラが35歳の女性ということもあり、選んだ人生によって見た目の雰囲気、老い方が全然違うのも面白かったー。
人生は様々な決断ごとに枝分かれしていて、同じ人の人生がいくつもパラレルワールドとして存在しているという考えで、私が占いで未来を考える時もこの感覚に近い感じで見ています。
決断は「誰かのいう通りに従う」「この人についていく」と思って決めたものは、後々しんどくなってくる。
誰かから与えられる影響よりも自分が相手に与える影響を意識していると幸せを実感しやすい人生になるかも。
そして、様々な決断には何かしらの後悔はつきもので、その後悔を最小にする。どう向き合うか?も満足する人生には大事です。
何回人生をやり直すのか?納得する人生には出会えるのか?
ノーラが最終的に選ぶ人生は最初に想像する感じとは違うかも?一番大事なのは、その人生をノーラが自ら選んだんだ!ということ。
良い人生ってなんだろう?今から人生は変えられるのかな?そんな疑問の答えが見つかりそうです。