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想像力/創造力とは
ゼロイチで何かを思いつくことだろうか。
ただのお遊び、現実逃避だろうか。
無価値無意味なものだろうか。
1.抽象と具体
人間のぼんやりとした輪郭を抽象とした場合、人間の体型/顔/性格/声等のある特定の1人にしか当てはまらな段階まで詳細を極めることを具体という。
丸い食べ物を抽象とした場合、丸いかつ糖度/大きさ/色/栽培地域等の条件を絞る事で特定のものにしか当てはまらない段階まで詳細条件を加える事を具体という。
中央のぼんやりとした抽象イメージを条件により枝分けし木の葉を増やす作業を具体というのではなく、木というぼんやりとした抽象の形から1枚の葉を見つける作業を具体という。
抽象とは大枠であり、具体とは抽象内部の一例である。
2.発散と収束
違うもの同士をつなげる事を発散とした場合、同じ物同士をより強大にすることを収束という。
似たもの同士をかき集めることを収束とした場合、似た者同士を似ないもの同士としてかき乱す事を発散という。
ある一点から枝分けし分岐を増やしていくことを発散というのではなく、ある一点とその付近に存在する点とを繋ぐことを発散という。
ある物事に対して細かく1つ1つ見ていくことを収束というのではなく、ある物事を拡大させその規模を増やす事を収束という。
発散とは無理矢理回路を繋ぐことであり、収束とは無理矢理回路を打ち切ることである。
3.想像と創造
現存するものからその流れ方のパターンを見つけ出し、現存しない流れの先まで時間を進める事を想像という。
現存しないと仮定し、現存する為の構成要素を見つけ出し、現存する流れの先まで時間を戻すことを創造という。
想像とは突発的な物ではなく、非現実的な現実の未来であり、創造とは工程ではなく、現実の非現実的な過去である。
4.おわり
考えすぎて行動できないという現象は一理正しいです。
考え終わった事、悩み切って対策完了まで頭で作り終えた事を現実に作るのは過去であり、とってもめんどくさい作業となります。
程々に考えつつ行動というものが経済的には向いてはいますが、考えきりたい場合は行動してくれる人を雇うのが一番いいですね。
想像/想像力の鍛え方は単純で、知らない事をなくしていくだけです。挑戦とも言われる事がありますが、容赦ない失敗数と高密度の思考量が、調べるより考える方が早いという結論に至ります。