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検査入院
2021年5月の日記です。
3月に姫路の会社を退任して東京に戻り、
気になっていた歩行時のふらつきを都立医療センターの
脳神経内科で受診したところ、
色々疑いもあるので、この際検査入院しては、と勧められ、
先週月曜日から金曜日まで都立神経病院に入院した。
たかだか5日間とは言え、人生初の入院だ。
部屋は重症でもなんでもないから、4人部屋、
私の区画は窓に面し、7階だから眺めがよい。
3畳程度のスペースで、人間はこの程度で暮らせるらしい。
まさに、立って半畳、寝て一畳だ。
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当たり前とはいえ、生活は極めて規則正しい。
食事は7時半、12時、18時、
22時ジャストに消灯となり、強制的に寝かされる。
そんなに長くは眠れず、手元灯をつけて文庫を読んでいたら、
見回りの看護師さんに注意され、明かりを消された。
食事は「一般2常菜」
ごはん200グラムと主菜と小鉢、味噌汁と、質素そのもの、
トッピングの選択などは論外、
こちらは健康だから、4泊5日の間、全て完食。
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午前、午後ほとんど検査が入り、時間はつぶれる。
採血など簡単な検査もあるが、ハードな検査もある。
特に筋電図検査は体のあっちこっちに針を刺され、
電気ショックの拷問、2度と受けたくない。
担当医は40歳程度のやや太めの女医さん、
落ち着いて知性をのぞかせてなかなかだった。
退院時に、その女医殿がMRIを見ながら、
その気になれば、小脳にかすかな異常の兆候がある、
かもしれない、との程度。
結論は「脊髄小脳変性症の疑い」とのこと。
治療法はなく、進行を遅らせる程度、経過観察をする、
とのことで、一件落着・・・でもないか。