イタリアン「ALPONTE」
昨日のランチは、監視人殿とともに、中華の「萬福菜館」に向かったのだが、手前のイタリアン「ALPONTE」の看板に惹かれて心変わり、こちらに入った。店に入ると女性が丁寧にコートをお預かりしますと言う。大袈裟な、とは思うが素直に預けて席に案内される。
広い店内には先客が2組だけ、土曜の昼はこんなものだろうか。白いクロスに覆われたテーブルが並び、ナイフとフォーク、水のカップがセットされ、高級イタリアンの様相だ。窓沿いの棚に人形などの置物が並び、天井は白いひらひら飾りのついた照明、ウェイターが丁寧な物腰で注文を取りに来る。
二人とも格安サービスのパスタランチを注文する。先客2組とは席が離れているが、二組とも赤ワインを飲み、ゆったりと食事している、サービスランチではなく、それなりのもっと高そうな物を食べている。
やがて料理が運ばれてくる。最初のサラダはなんてことないが、次に来たパンが美味しい、流石にイタリアンの店と一応納得。あっという間に全部食べてしまった。次がメインのパスタ、一見ごく普通のナポリタンだ。一口食べても我家のナポリタンとほぼ同じだが、上に牛肉と野菜が申し訳程度に乗っかって、この牛肉が柔らかくなかなか美味しい。食べるに従って、量もかなりと実感、監視人殿は三分の一くらい残し、先にパンを全部食べたのが失敗だったと言っている。当方は自分の分を食べて、監視人殿の残りも食べようとトライしたが、途中でギブアップ。最後に出されたコーヒーはマイルドだがしっかりと風味があり、これには納得した。
先客2組はまだワインを飲みながら、にこやかに歓談しているが、我々はこれにて終了。イタリアンはワインを飲みながら長居して会話を楽しむ店らしく、禁酒中の私には向いていない。
帰り、緑道を歩くと、仮設のトイレが設置してある。桜の木の枝先に膨らみが無数にありいかにも開花が近い、花見客に備えているようだ。
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