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認知症患者の老人ホーム選びのポイント

割引あり

今回は、認知症患者の入居施設選びのポイントについて体験談をまとめました。入居施設は、患者本人の生活のベースとなる大切な場所、かつ、毎月の大きな支出項目になります。予備費を見込まずに収支シミュレーションを組むと痛い目に遭います。

老人ホーム入居前に早急に行った「資産把握・資産整理」については、別の記事でまとめています。

私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。



介護度別の老人ホームの種類について

在宅介護が難しくなり、入居施設を探す時は「要介護1」でした。要介護1の認定を受けている人が入居できる施設は、グループホームか有料老人ホームになります。こちらのサイトが分かりやすいと思います。

https://www.minnanokaigo.com/guide/type/


施設紹介会社のサポートは無料

私の場合は、とにかく時間との勝負でした。一時的にショートステイに入居している間に、入居施設を探して契約しなければなりませんでした。ケアマネジャーがすぐに施設紹介会社の「ロイヤル介護」を紹介してくれました。

紹介料などは一切かかりませんでした。不動産屋さんと同じような仕組みのようで、老人ホームへの入居が決まり、一定期間入居が継続されると、紹介料が老人ホームから施設紹介会社に支払われるそうです。

担当くださった方が非常に親切で、家族に寄り添いながらもスムーズに入居候補先を選出し、空き状況を確認し、施設見学日時の調整まで行ってくれます。施設見学にも同行してくれました。


「有料老人ホーム」を選択した理由について

本人の一番の希望は「自宅に帰りたい」でした。
その願いを叶えてあげることができない分、少しでも不満が減るような居心地の良い施設を選んであげたいと思いました。

長く独り暮らしをしてきたため、集団生活に重きを置き、役割を与えられ生活をするグループホームは、合わないと思い、有料老人ホームを選択しました。当時は、本人の状態と介護度から考えるに、特別養護老人ホームを検討する選択肢はありませんでした。

入居施設を探している間、見守りができないと徘徊の危険性がありました。そのため、3週間弱、ショートステイに預かって頂きます。
ショートステイは特別養護老人ホームの中にありました。

ショートステイの面会制限は厳しく、週に1回、15分間のみ。
いきなり自宅ではないところに連れてこられた恐怖感からか、家族や友人に携帯電話を使って助けを求めたり、面会時には「私を地獄の底(ショートステイ)に突き落とした張本人が何の用なのよ」と怒られたりしました。

意識や感情が比較的ハッキリしていた頃なので、ショートステイ先の不満をたくさん教えてくれました。それは、有料老人ホーム選びの参考になりました。


[体験談]有料老人ホーム探し(理想と現実に困惑します)

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