リッテルトン(NZ) 還暦女の軽登山① 【クライストチャーチ周辺旅行】
夫が仕事関係でククライストチャーチに3泊することになり、私も同行。二日目は単独行動。午前中はリッテルトンのマーケットをブラついたり、スケッチしたり。
午後は楽しみにしていた、山歩き。といっても私の選んだコースは一番高いところで標高333m。山というより、丘という感じ。
この地図を見ると、街から丘に登り尾根をぐるっとまわるコースがあります。この尾根沿いを歩いたら、さぞかし気持ちいいでしょうね~。また、近いうちにクライストチャーチに来る機会があれば、時間をたっぷりとってぜひ歩いてみたいな。
では、スタート。
コースをズンズンと歩いていきます。あっという間に街を抜けて気持ちのいい道になってきました。
もともと火山地帯のためか、木々に視界をさえぎられることなく、振り返る度に景色を眺められます。ここはルックアウトポイントなんていりません。歩いている間、どこから眺めてもい素晴らしい景色が見られますから。
山っぽい道になってきました。
ニュージーランドの先住民、マオリ族は山や海、川は神聖な物とされています。ニュージーランド国内の散策コースを歩いていると、このようなゲートをよく見かけます。マオリ族は自然のに対して畏敬の念を抱いていたんですね。
だんだん道が細くなってきました。
この道は標識が一つもありません。でも、道ははっきりしてるし、迷いそうなところもありません。
ただ、誰もいないんです。後ろも前も。やはり、ここは日本ではなく、ニュージーランド。人口密度は日本よりもずっと低い。
ふり返れば街は見えるし、迷うはずもない。けれど、だんだん心細くなってきます。
ひとりって、こういうことだったなと懐かしい感覚。
鳥の声と風のうなる音だけが聞こえます。
リッテルトンの街から一時間歩いただけですが、高山のような岩だらけの場所になりました。傾斜もきついです。
このような急こう配の道は、3点歩行で歩きます。つまり、足だけではなく、手でつかまりながら歩く方法です。もう、まるで登山の感覚。久しぶりに山に登ってる感じです。そうですね、北海道の雌阿寒岳の頂上近くみたいな。
傾斜のある道を、よっこらしょと体勢を崩さないように目的地を見上げました。すると、上の方から70代くらいの女性が下りてきます。半袖、短パンで軽々しく歩いています。いらっしゃるんですね、お元気な人って。その後、何人か下りてくる人がいました。山の中で人に会うと、とても安心します。
着きましたー!!目的地の先駆的女性の記念の場所(Pioneer Women's Memorial)。
実はこのイラストの部分に本物の私が写っていたのですが、皆様にお見せする代物ではないのでダミーちゃんをのせました。そうそう、こんな私なんです。ということにしておきます。
標高333mで、登山気分になれるってすごい。意外に良かったニュージーランド。
そして、ふとあることに気づきました。
このコース、ゴミが一つも落ちていなかったのです。空き缶はもちろん、チリ紙やお菓子の袋の切れ端なと、全くありませんでした。
私は日ごろ、”クリーングリーン、ニュージーランド” というキャッチフレーズに首をかしげていました。なぜならオークランドには、そこいらじゅうゴミだらけの地域もありますから。でも、ここはまさしくクリーン、グリーンでした。
さて、無事頂上に着きましたが、ここで驚きの事実が😨
次回に続きます😊