今日は小さな親切運動の日
登場モノ
レバドン子:レバの妖精
その他妖精
今からXYZ年前のこの日、ラブラブの国民的な英雄レバドン子は、ゴミ収集車軍に捕らえられ、
賞味期限裁判によって夢の島で火あぶりにされた。
当時ラブラブでは、レバドン族(レバ丼族)は放るもんとされ彼らは危機的状態にあった。
そんなある日、ラブラブ東部の小さな村ホルモンに生まれたレバドン子は、
「ラブラブを栄養豊かに」という神の啓示を受ける。
その神の声を信じて、17歳のレバドン子はレバドン族、放られもん軍に参加し、
「高たんぱくで低脂質、ミネラル、ビタミン豊富ですぅ、臭みは牛乳で和らぎますぅ」の
プチ栄養情報を喧伝する小さな親切運動をはじめ捨てられそうになっても馬耳東風で戦った。
しかし当時はまだ冷蔵技術、輸送技術がよろしくなく、
「どうやったって臭いもんは臭いんだよ」と言われ彼女は裁判にかけられたのだった。
彼女の死後彼女の小さな親切運動は実を結び、放られる定めだったレバドン族は救われ、
敵対していたモノ族の多くの乙女たちも貧血から立ち直り
男たちは精を取り戻した。この事から、レバドン子は「ホルモンの乙女」と讃えられている。
しかし現在でもレバニラを作りすぎるとラップをしても冷蔵庫が臭ってしまい、
モノたちの意識は小さな親切大きなお世話へ変わる。
そうしてレバドン族は3日も経たないうちに夢の島送りの憂き目にあう。
表紙写真:ピアス
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大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!