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今日はフナの日
登場モノ
恋華姫:銀ブナの妖精
恋音姫:銀ブナの妖精
ギンブーナは-女だけで国を作り、その武力は近隣諸国でも群を抜き、ブルーギルに次いで、強いといわれるほどだった。今ギンブーナ国では新女王を選抜しているところだった。さまざまな武術競技(サスケ)を行い、その中で最も優秀な女性が選ばれるが、濃目恋華姫(こいめこいかひめ)と濃目恋音姫(こいめこいねひめ)の二人が残った。
そして最終競技のイライラ棒で恋華姫が勝利し新女王の座についた。二人は幼い頃からのライバルで、恋音姫はくやしさのあまり、復讐を誓った。ギンブーナ国には女王選抜に並ぶ大切な行事がもう一つあった。それは最強とされているブルーギル軍団の男兵士に金を払って子ダネを貰うことだった。
夜、両国の兵たちはそれぞれテントを張り、次々とカップルが誕生した。その中にはブルーギルの若き王子も入っており、偶然恋華姫とベッドを共にすることになった。もちろんお互いの身分は隠していた。
行事最後の夜、王子は恋華姫のテントを探し出し、再びベッドを共にした。その夜は単なる義務としてではなく王子は彼女を愛してしまっていたのだった。王子は恋華姫に愛のしるしとして自国のビスケットを送った。
恋華姫も無意識のうちに彼の激しい愛撫に応えていた。数ヵ月後、ギンブーナ国の出産の日が近づいていた。恋華姫も妊娠したが、不幸にして男子だった。生まれた赤ん坊が男子だと棄てられ女子だけが育てられる定め。彼女は坊やは彼のくれたビスケットを美味しく食べただろうなと思いながら、生まれた男子を棄てる行列に並んだ。
その頃、恋音姫は恋華姫暗殺を計画し、夜、彼女の寝室を襲った。だが、激しく取っ組み合い、もつれるうちにいつしか二人は陶酔の境に陥り、唇を重ねていた。恋華姫は2度の恋に焼かれた。
やがてまたブルーギル軍と会う年一回の行事が訪れた。王子と恋華姫は今年も同じテントに入り、一時を過ごした。別れの日、王子は彼女に一緒に国に来てくれと頼んだが、ギンブーナの姿では結婚できないと、恋華姫は力なく答えた。
恋華姫の憔悴した様子を見た恋音姫は姫に整形を進め、恋華姫は美しい金魚になった。そうして王子の元へ駆けつけ愛され、美味しいビスケットを毎日食べた。一方、恋音姫はギンブーナ国の新王女となりオットトを作り国の新名物として売り出した。
今日の一句
フナの日とビスケットの日混ざったよ
詠みモノ
クルクル
また、天然で見間違えちった!!
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