今日は神前結婚の日

登場モノ

三方；三方の妖精

三方は天高く空を飛び、疲れたので入道雲の上で一休み。

どうも、お盆改め、三方で～す。またお前かって？どうもすいませんねぇ、私だって、自分の神聖を守りたいんで、そんなに度々登場したくないんですが、クレームですよ。いちゃもんですよ。
榊の奴が神とモノとの橋渡しは私の仕事で、お前、ただのお盆、三方だろう？そ～言うんです。

まぁ、確かに榊、アマテラス？テラスハウス？の時代から登場して玉串なんて言われたりしてますけどねぇ、榊と言ったって、寄せ集め集団ですわ。南から北、北から南まで細長いラブラブ国じゃ、同じ榊なんて手に入りません。ご当地、ご当地で、榊も変わります。東はヒサカキ、西はサカキ、他には杉だ、松だ、ガジュマルだってな具合です。

その点、私なんかは性質が一貫していますから、神様だって覚えやすいんですよ。白木の三方、それが私。神様方からは、さんちゃんなんて言われております。今日だって、ホレ、山と積まれた御馳走を神界へお届けしました。「こんにちは！！お供物三方の卓球便です、ピンポン」なんちゃって。私が今日、お届けしたのは、米、塩、水でしたけれど、肝心の神様が、金じゃないのかよ？ここんところは初穂料と言えば、金だろって、虫の居所を悪くされちゃいました。

今日神前結婚したモノたちは粗忽だったんですね。蛇は確かに再生の象徴、豊穣の象徴ですから、立派な神様ですけどねぇ、彼らが拝んだのは金の大蛇、別名金の盲蛇なんですから、この結婚話、これから先が思いやられます。まぁ、貧乏神、疫病神と神様も色々なんで、少しは調べないと…お式の費用が異常に安いのは変と思わないと…

まぁ、結婚なんて、盲蛇におじず、何にも知らないで好きって気持ちだけで突き進んで上手くいくこともあるかもしれません。今日のお二人なんて、とってもラブラブで、これから金の神に付きまとわれて、何かって言っちゃあ、せびられて苦労するかもしれませんが、今日はこんなに幸せだったんだから、それで帳消し。な、わけないですね～。