今日は漫画の日

登場モノ

たくさんの肉まん、あんまんの妖精

マンがいっぱい。

極旨肉まん幸太郎（ごくうまにくまんこうたろう）は腰アンネ（こしあんね）と婚約したけれど、結婚式を挙げる前に召集令状が届き、戦地に赴くことになった。彼女は彼が心配と同時に胸をなでおろしてもいた。

極旨肉まん幸太郎は金持ちで何でも金で解決できると思っていた。ダイアモンド？こうたろ、こうたろ、と吝嗇なのに気前の良いところを見せびらかしたいだけの見栄っ張りだった。この結婚は腰アンネ家の家計を助けるためのもので、アンネには不承不承の出来事だった。彼女は密かに豚まん小五郎（ぶたまんこごろう）に思いを寄せていた。

ここ、ホカホカまん国は高温多湿な気候でモノたちはふかふか、ぽよぽよと浮かれて生きていた。女たちはみな、ふっくらしていて色白が自慢だった。中にはカレー味米子（かれーあじよねこ）やピザ万予（ぴざまんよ）のような子たちもいたけれど、それも個性とだれもが伸び伸びと生きていた。

一方、ホカホカまん国に戦を仕掛けてきた熱々スナック国は過酷な環境にあった。彼らは日々、強い日差しに焼かれ、体を酷使されていた。彼らの夢は一生に一度ふかふか、ぽよぽよと暮らすことだった。最近、環境は一段と厳しくなり、中には、パリパリだけど中はジューシーを通り越して干からびてガリガリになるものまで現れた。

切なる気持ちで侵略した熱々スナック軍はぽよぽよ生きてきたふかまん国のモノたちを次々となぎ倒しあっという間に勝利した。極旨肉まん幸太郎は敵兵の隊長欲望肉棒（よくぼうにくぼう）に婚約者の腰アンネの写真を取り上げられた。

欲望肉棒は彼女の写真を一目見るなり気に入り、彼女を連れてきたら命を助けると言った。極旨肉まん幸太郎は一度も抱いたことのない結婚相手より己の命が大事とホイホイと彼女を差し出した。

欲望肉棒は豚まん小五郎も捕虜としていた。そして彼にも恋人であるジューシー肉まん子鈴（じゅーしーにくまんこすず）を差し出すように言った。彼はそんな卑劣な真似はできないとこれを断り、食われてしまった。

欲望肉棒は部下に肉まん子鈴を探させ、彼女を手籠めにしようとしたけれど、恋人の死を知らされた子鈴は後追い自殺を図った。かくも卑劣な肉棒欲望は腰アンネを寝室に呼び出しベッドに押し倒した。

婚約者の裏切り、片思いの男の死と、腰アンネは絶望し男のなすがままとなった。欲望肉棒はアンネの真っ白くきめ細かい肌を目で楽しみ、じっとりしっとり、それでいてはじける弾力の肌に触れた。それらは肉棒をビンビンにし、攻める姿勢を整えさせた。

肉棒はアンネのもっちりとした肌を武骨な手で開いた。するとアンネの中からは熱い濃厚なマグマが噴出した。肉棒はねっとりとした口づけをした。そしてアンネの充分に練り上げられた体を堪能し肉棒の欲望はさらに昇華した。

腰アンネは欲望肉棒に体を許しつつも復讐心に燃えていた。
来年に続く。嘘。