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今日は大晦日

登場モノ

古古米米子:古古米の妖精

味野素子:化学調味料の妖精

味噌野味噌雄:味噌の妖精

古古米米子と味野素子がおコタでまったり。
みか子もそこに居るけれど彼女はうたた寝。

米子:だからさ~深夜勤務はお肌に悪いから、
連投は止めて下さい!!って、言ってんのに、
黒幕がまた頼み込んできたわ。

素子:いつだって、私たちを安直に使いますね。
この国には労基法がないんですよ。
誰も彼も、悪い労働条件の下で酷使されてます。

米子:まぁ、その問題は年越しするとして、今日ってさ、
私たちの出番じゃない気がするの。

素子:そうですね、明日ともなれば、水稲家がしゃしゃり出て
いっくら、貧民街の連中とは言え、明日くらいは水稲家の
顔を拝みますよね。そこにはみか子もちゃっかりいますね。

米子:古古米家の私だって、正月くらいは大目に
見ちゃうのに、なんで、暮れの押し迫ったこの日に米子と素子?
よっぽどの貧乏よね。それにしてもみか子は羨ましいわ。
餅の上にも電車にも乗っかてて。

素子:黒幕、今夜あたり、年越せないなんて言って
首でもくくるんじゃないですか?

米子:嫌だぁ~、縁起悪いわ。

そこに突然現れたのは味噌野味噌雄

味噌雄:はい、こんばんは。

米子、素子:あらまっ、懐かしい。

味噌雄:わたし、嗚嗚、味噌家で御座います。

米子:大晦日ですもんね。
なるほど。

素子:出オチ感が半端ないわ~。
味噌臭いより嘘臭い。

米子:味噌雄さん、そんな水臭い挨拶する仲じゃないわよね~
私たち。

素子:それにしても尾羽打ち枯らす感が半端ない。
大晦日で、嗚嗚味噌家さんが登場しても
この季節に需要あります?

米子:ここ、関東だからじゃない?
関西方面の雑煮は味噌味ですもん。

味噌雄:関西と言っても限られた地域だけですからね。私どもは
もう、用なしの味噌っかすなんですよ。

素子:まぁまぁ、そんなに卑下しないで。来年も大晦日はたぶん、
来ますから、来年こそは、嗚嗚味噌家ってとこ、見せつけてやりましょう!!

米子:今日のこのメンバー味噌っかすだからなの?
だからみか子は起きて来ないのね!!
悔しっ~、来年こそは見返してやるわ!!

素子:来年か~、米子さん、古古古米米子に改名ですね~。

今日の一句

来年もこの名で通す米子です

詠みモノ

古古米米子


大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!