尋常性疣贅について話そうか。
こんにちは。いきなり尋常性疣贅ってなんぞ?と思われたかと思いますが、いわゆるウイルス性の『イボ』のことです。3年ほど前からずいぶんと悩んでまして、色々治し方を探してたんですけど最近効果があったことがありましたので同じ尋常性疣贅に悩んでいらっしゃる方のヒントとなればと思い投稿します。
関係のない方でもこういったものがあるという認識していただければ予防できるかと思いますのでお時間があれば一読してみてください。
尋常性疣贅とは?
「ヒトパピローマウイルス」というウイルスが皮膚の小さなキズから感染し、カリフラワーのような表面のイボをつくります。うおの目やタコに似た小さなできものができますが、自覚症状はほとんどありません。
ちとグロいものもあるのでリンクを貼りますが簡単に言うとこんなものです。
私の場合は三年ほど前に、手のひらに小さく薄い3mmほどのイボができ、なんじゃこりゃと思い自然に治るだろうと放置していました。そこから一年間は大きくなったりもせず影響はありませんでしたが、右手の指の爪のふもとにぽつぽつと小さいできものがあることに気づき、妻にこれ何だろう?話をしていましたが妻も以前出来ていたがすぐ治ったとのことでしばらくすれば治ると言われそのままにしていました。しかしその後、右手のすべての指にたくさんのイボができてしまい、左手人差し指、右手人差し指の腹部、右手の甲に5㎜程度の大きなイボができてしまいました。そして顎にも。
原因
尋常性疣贅の原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染らしく
・傷のある皮膚や湿った環境で感染しやすい
・プールや公衆浴場での感染が多い
・人から人への接触感染の可能性
・免疫力が低下している時に発症しやすい
とのことでした。
増殖のっきっかけとなる当時、酒屋に勤務しておりかなり手が荒れやすい状態になっていました。その状態もあり冬場は乾燥している状態で滑り止めのグリップ軍手を使い、お酒の配達や倉庫整理などを行っていたため
・傷のある皮膚や湿った環境で感染しやすい に該当したのではないかと思われます。(顎はひげを剃るため感染しやすいと思われる)
主な治療方法
一般的な治療法に
・液体窒素による冷凍凝固療法
・外用療法(イボコロリなど)
・手術(電気焼灼術 ・レーザー治療 ・炭酸ガスレーザーなど)
試した治療法
この中でまず試したのはイボコロリ。
パッチタイプのものでサリチル酸の角質軟化溶解作用を利用し厚く硬くなった皮膚をやわらかくし、魚の目・タコ・イボを取り除くというもの。
過去に足に魚の目ができたときにイボコロリを使い、湯上りでふやけたイボを爪切りでほじくり、芯を抜いて完治したことがあったのでこちらを試しました。
結果、魚の目とは違い、完治せず。
次に皮膚科に通い【液体窒素による冷凍凝固療法 】を受けました。
各部に数秒液体窒素をかけるのですが、これがまた痛い!
かけているときも痛いのですが、その後もズキズキ痛みだんだん大きい水ぶくれができてきます。医者曰く、冷凍で殺菌し水ぶくれすることにより患部から浮かすとのことでしたが水ぶくれする箇所もまばらで、患部に水ぶくれができても確実に治るというわけではないとのこと。その結果、数週間通うも治らず痛みと費用だけがかさみ一度通院することをやめてしまいました。
ここからは様々な民間療法を試していきました。
・ハトムギ
・尿素クリーム
・ダクトテープ
・木酢液
・サリチル酸クリーム(自作)
ハトムギ
まずネットを調べるとハトムギに含まれる【ヨクイニン】成分が聞くということで、体の外から中からと試してみることに。
今まで使っていた無印の化粧水や保湿乳液も封印し使ってみること一か月。
変化ないな…そう思い次に試したのは尿素クリーム。
おじいちゃんの固いかかとの皮膚を柔らかくしてたコレを思い出し検索すると効果があったという声を見つけ試しました。が、目見える効果がない…むしろ増えてきてないか?
この当時、数か所にしかなかったイボが徐々に増え始めてきたのです。
ここでだんだんと不安になる自分。他に手段はないのか探します。
ここで、病院で手術すればええやん?と思われた方もいるかと思いますが、病院での施術は冷凍凝固療法は保険適用されるのですが、その他の治療は保険適用外となりレーザー治療などになると大きさにもよりますが一箇所1万円以上かかる場合もあるのです。収入も多いわけではないので治療費に回す費用もなくこういった民間医療を試していたのです。
話は戻り、次に試したのはダクトテープ
なぜにダクトテープ?まずそうなりますよね。グーグル検索でこんな記事を見つけたからです。
この記事に
■ダクトテープを貼る
この方法の効果については諸説あるが、貼ったテープを数日おきにはがすことで疣贅部の表皮を除去し、免疫系に刺激を与えることができる。局所を湯に浸し、やすりで疣贅をけずってからテープを貼ること。疣贅がなくなるまで、5-6日ごとにテープを貼りかえる。
とあり、さらに調べてみるとアメリカではダクト用だけではなく、水止め、止血などにも使われると書かれてあり、アメリカすげーと思いながら要因を調べると菌を窒息させる、接着剤の成分がイボに聞くのではないかとのこと。
とりあえずやってみっかと思い、家にいる間はテープを巻くことに。家族にも変な目で見られながら試した結果ご期待どおり変化なし。
そしてあえて敬遠していた商品に手を出します。それは木酢液。
木酢液はamazonのキーワード検索の『イボ』でてきた商品。
木酢液の殺菌力を皮膚に浸透させ治療するという民間療法があるようで、アマゾンでの口コミも治ったという声が多かった。なぜ口コミが多かった商品なのに手を付けなかったかというと臭いである。猫よけにまかれている臭いを嗅いだときに臭かったので敬遠していた。しかし背に腹は代えられない試すしかない…
治し方は寝る前に絆創膏の綿の部分に液を染み込ませ貼って朝まで浸透させふやけさせるという方法。難点は臭い。かなり酸っぱい臭いがするため、まずそのまま仕事にはいけない。外して手洗いをしても臭いが残っていて対面の仕事ではちょっと気を使ってしまう。ただ患部の毛細血管が黒くなりかさぶたになって時間が経ち、ポロっとかさぶたが取れた時にはイボは小さくなるので効果を実感できた。つもりでしたが時間が経つとともにまた再生してしまうため何度も繰り返した。三か月ほど続けたがなかなか治らず、また他の方法を探すことに。
一度立ち止まり考えたことは市販薬ってきっと成分に制限かけてあるよな…
イボコロリの成分ふやしたらいいんじゃね?ということで試したのがサリチル酸の粉末。
こちらも検索するとワセリンと混ぜ患部に塗って治ったという書き込みを見つけトライ。
粉末、ワセリンを5:5で混ぜて患部に塗り、絆創膏で固定するというやり方。さすがにこれは効くだろうと思ってやり続けること1週間。
変わらんな…色々と試して直感的にこれはないと感じすぐさまやめてしまいました(肌のことも考慮して)
この頃、あらゆる民間療法を試しつくし、もう手術をするしかないと考えていました。しかし費用もなく、貯めてから手術するかと諦めていましたがまだ保育園に通う二人の子供にうつしたくないという気持ちとまだまだ増殖するのではないかという不安がありました。顎にも飛び火し、いろんなところに小さいものができていたのです。営業職なので資料を手渡すときにイボを見られていると過剰に意識が働きネガティブな思考にもなっていました。
そんな悩む日々が続いていく中である日、てのひらの古参のイボがはがれかかっていて、爪でコリコリするとぽろっと取れたのです。古参だから自然治癒したのかなと思い淡い期待はありましたがあまり気にも留めずにいました。
10日ほどして、そういえば手のひらのイボは再生しないなと思い他のイボを見てみるとアレ?小さくなってる?
各指の付け根にあったイボが縮小し、こんもりと盛り上がっていた大物イボたちも小さくなっていました。手の甲のイボなんかでかいテントウムシくらいあったのにうっすら盛り上がっている程度になっているではないか!
何が要因なんだ…ずっと最近の行動を思い出し考える。
継続してるのはハトムギ系だけどこんなに急に変わるはずもないし、何だろう…何だろう…何だろう…
そのときハッと気づいたことがあった。
ここ2,3週間で変わったこと…子どもたちのボディソープを変えたな。
私、保育園児2人と一緒にお風呂に入り子どもたちの体を洗っているのです。以前は幼い下の子の肌のためキュレルのボディソープを使っていたのですが、大きくなってきたので変えてもいいかなということで変更したのです。
治ったモノ
そう、牛乳石鹸です。
毎日手で泡立てて子どもたちを洗っていた牛乳石鹸の成分が効いていたのです。まさか石鹸で良くなるとは思いもせず色んなことを試してきた中でこれか!という思いとようやく解放される思いで正直泣きました。それほど治らずつらい思いをしてきました。
今はカリフラワー状のものはなくなり90%くらい治っていますがまだ小さいぽつっとしたものがあるので油断せずしばらく気を付けます。
日常生活での注意点
・清潔を保つ
・公共でのタオル、サンダルの共用を避ける
・傷口を作らないよう注意
・免疫力の維持を心がける
菌の生息場所として
・公共の浴場やプールの床、脱衣所、シャワールーム
・ジム等のスポーツ施設の床面
感染しやすい皮膚の状態・部位
・傷や擦り傷がある部分
・湿疹がある部分
・足の裏(特に皮膚が柔らかくなっている時)
・手指の皮膚(特に傷がある場合)
・皮膚の角質層が薄くなっている
今尋常性疣贅で悩んでいらっしゃる方には試していただきたいです。
これまで自身で行ってきた方法はいずれも治った方がいらっしゃるようなので、自己責任ではありますが色々やってみるのもいいかもしれません。
私の場合は石鹸が体にあっていたようですが、まだ完治とまでは行かないので様子見にはなりますが根気よく続けてみようと思います。
長文でしたが読んでいただきありがとうございました。
見るのも嫌で画像は残していませんでしたがフォルダに残っていたもののビフォーアフターなどを置いておきます。