詩 原始宗教(アニミズム)
原始宗教(アニミズム)という言葉には純朴、神秘的、郷愁といった肯定的な印象を思い浮かべる一方で、我々の無意識下に、「昔の人は幼稚で馬鹿だったんだ」というウソを刷り込む陰湿な仕掛けが仕組まれている。
「原始」などと如何にも言外に自分たちの方が優れている、進歩している、とでも言わんばかりの、傲慢で浅はかで下衆な優越感が潜んでいるわけだ。
これは唯物史観という毒による仕掛け、罠だ。
唯物史観という毒。
進歩的歴史観という毒。
立派な教典を有した先進的な(はずの)現代の宗教が、
こう