【無線遊び】春の21MHz 8000km彼方から聞こえて来たモールス信号
すっかりキャンプから遠ざかってますが、その代わりの遊びがアマチュア無線だったりします。
屋外で近くに誰もいなければ、特に問題はないだろうということで、家の近所の河川敷まで行って、小さなアンテナ立てて無線の移動運用を楽しんでいます。
アマチュア無線で使える電波はいろいろあるのですが、HF(いわゆる短波)帯は、電離層と地面を何度か反射してかなり遠方まで届く性質があります。
CW(モールス符合による通信)を今年1月から始めました。その時にはじめてHF帯での運用も開始したわけですが、これまで7MHzばかり。
春になると電波(電離層など)のコンディションが良くなってくるらしい、21MHz帯を試しに初めて昨日聞いてみました。
SSBと呼ばれる形式(AMの親戚みたいなもの)でごく普通の音声による通信も受信。音声だとなかなか聞き取りづらいのですが、おそらく英語で、少なくとも片側の無線局が話している内容からすると・・・米国西海岸?
(2/28 16:50修正)SSBの音声で聞こえていた通信も録音からコールサインを聞き取って確認してみたところ、ロシアの無線局だったようです。
UA4LCH ウラヤノフスクにある無線局のようです。約7000kmほど離れています。
それとは別でCW(モールス通信)を探して聞いてみると、
UA6EX というコールサインが聞こえてきました。
どこの国の局か、その時は全くわからなかったのですが、後で他の人に教えてもらったり、自分で調べてみたところロシアの無線局だったようです。
主にCWで日本など海外局との交信をされている局のようで、日本の無線局がその局を呼んでいる様子も少しだけ聞くことができました。
UA6EXはチェルケスクにある無線局らしく、日本からは約8000km離れているようです。
米国西海岸の方がもう少し遠く、日本からは約9000kmぐらい離れているかもしれません。
コンディション次第で受信は割と入って来るようですが、こちらから送信するとなると、もう少しきちんとしたアンテナの設定が必要そうです。
無線機も出力が低いものを使っているので、もし交信しようとしたら、それなりに準備をして、さらに良いコンディションに恵まれて、という条件が必要になりそうです。
CW(モールス通信)の素晴らしいところは、遠距離でも低出力で交信ができるというだけでなく、欧文の符号には英語由来のものがありますが、CW用の略語などで交信すれば、外国語のヒアリング、スピーキング能力が一切関係なく相手と通信できるところにもあったりします。
海外との交信をDXと呼んだりしますが、春からDXでCW(モールス通信)無線遊びも少しやっていこうと思う良いきっかけとなりました。