香港の医療制度ー重い病気になるなら死んだ方がましだ
「重い病気になるなら死んだ方がましだ」こんな考え方が香港人の心に潜んでいる。なぜなら、香港医療の人材や設備は不足しているからだ。病人は治療を受けるために、何年も待た待たなければならない。死ぬまで検査を受けられない人が絶えない。
香港の医療制度の問題を解説したいと思う。まず、公立病院と私立病院の患者数のバランスが悪い。香港には公立病院と私立病院がある。公立病院は政府に補助されており、病人が負担する診療費は安い。例えば、風邪を引いたら、1000円くらいで済む。逆に私立病院は補助を受けていないので、全ての診療費を病人は払う。値段は公立病院より5倍から10倍高い。したがって、公立病院はいつも混んでいる。
次に、香港は移民者数が非常に増えてきている。1995年から、毎日150人、中国から香港へ移民できる制度がある。2020年までの700万人中、100万人は中国からの移民者である。この数は今まで増えて続けている。要するに、人口が毎日増えているのとは反対に、医療人材や設備は増えないので、不足が変わらずに続いている。
がん患者はコンピュータ断層撮影検査を受けたいなら、2年半ほど待たなければならない。)
その結果、公立病院はいつも混んでいるので、待ち時間が増えてきた。例えば、がん患者はコンピュータ断層撮影検査を受けたいなら、2年半ほど待たなければならない。待ち時間の間、病状がますます悪化したものもあるし、途中で死んだ人もいる。
医療の人材や設備不足を解決するために、香港政府は中国から香港への移民の制度を中止するべきだ。毎日150人が増え、いくつ病院が築かれようが、まだまだ足りないだけだからだ。また、政府は市民に私立病院費用を補助するべきなのではないか。日本の健康保険制度のような補助があれば、私立病院と公立病院の患者数のバランスが良くなると思う。
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